カタール・ワールドカップに臨む日本代表のメンバー26人が発表された。ここからはレギュラー争いという新たなバトルが始まる。ベスト8以上を目ざす森保ジャパンの理想の11人は? 本稿では報知新聞社の内田知宏記者に、推奨スタメンをセレクトしてもらった。

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 森保一監督の覚悟がうかがえる26人が選ばれた。大迫勇也の選外は驚きを持って受け止められ、原口元気はアジア予選の起用方法、キャリアから同情を買う落選劇となった。

 見方によっては奇策にも映る決断。裏返せば、ドイツ、コスタリカ、スペインと強豪と相まみえるW杯で、グループステージ突破、その先の8強入りにこだわったからこそ、「普通のメンバー」にはならなかったのだと解釈することができるのではないだろうか。

 この選考をベースにベストの11人も見直したい。まずはGK。守護神は権田修一が務めてきたが、シュミット・ダニエルを推す。9月下旬のドイツ遠征・ベネズエラ戦で先発したシュミットは、再三のCK、FKからのハイボール処理が安定していた。

 日本代表のディフェンスラインも欧州でプレーする選手が増え、評価を受けるようになり、体格も追いついてきたが、日本攻略の視点ではハイボールの優先度は依然として高い。この問題を解消するには、権田よりもシュミットのほうが向く。

 ディフェンスラインの中央には、スピード、高さともに欠点のない冨安健洋を軸としたい。その相棒には板倉滉。負傷前ではあるが、対人、高さ、読み、ポジショニングなど主将の吉田麻也とそん色ないプレーを示していた。スピードで分がある板倉に懸けたい。
 
 右サイドバックは酒井宏樹の一択。左サイドバックには伊藤洋輝を配する。長友佑都、中山雄太との比較で、前の選手との関係が一番上手く築け、攻撃時に邪魔にならない。

 中盤は不動のボランチ遠藤航、守田英正を組み入れ、左には久保建英。南野拓実単体では選択肢に入るが、周りを活かす、活かされる点においては久保。課題の守備においても、ドイツ遠征で進境を見せたことが大きい。

 右には納得の伊東純也、トップ下には同じく鎌田大地で異論はないだろう。1トップは前田大然。スプリントの連撃で相手を困らせる。

 相手に時間を与えない守備で奪い、時間をかけない攻撃でチャンスを仕留める。こんな試合展開を想像し、11人を選んだ。    

取材・文●内田知宏(報知新聞社)

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