パリ・サンジェルマンの前監督マウリシオ・ポチェティーノ氏が、スペインメディア『Relevo』のインタビューに対応。屈指のスター集団を束ねる苦労を語った。

 昨シーズン、パリSGはリオネル・メッシ、セルヒオ・ラモス、ジャンルイジ・ドンナルンマ、アシュラフ・ハキミと、ビッグネームを相次いで獲得。すでに在籍していたネイマールやキリアン・エムバペと合わせ、新・銀河系軍団誕生と色めき立った。

 しかし、メッシとS・ラモスは怪我に泣き、本領発揮とはならず。チャンピオンズリーグではレアル・マドリー相手に決勝トーナメント1回戦で衝撃の逆転負けを喫した。

 昨シーズンいっぱいでその座から追われたポチェティーノ氏は、「ビッグスターとの生活、サッカーを通じての交流は必要な経験だった。難しい状況に身を置きながら、特別なクラブを機能させようという挑戦でもあった」と、当時をポジティブに振り返る一方で、ネガティブな要素も包み隠さず明かす。

「バルサにメッシ、マドリーにクリスティアーノ(・ロナウド)がいることは幸せな話だ。しかし、自分の居場所やナンバーワンを求める選手を抱えすぎると、混乱が生じる。プレーする時は、11人で1つのボールを持つんだ。PKがあったら誰が蹴る?」
 
 現在はフリーが続くなか、注目を集める去就にも言及。キーワードには「チャンピオンズリーグ優勝のような大きな夢を目ざすチャンスが得られるクラブ」を挙げる。

「今のサッカー界でプロジェクトの話をするのは、とても難しい。中長期で関われる幸運な人は少ない。クラブの要求がどんどん増えて、忍耐力がなくなってきているからね。最大の目的は勝利であり、同時にそれを維持するためのサポートを得られる仕組みの構築が必要だ。エムバペ、メッシ、ネイマール……。そういう選手たちがいるのだから、レベルの維持は当たり前であり、それが最大限の努力でもある」

 フランスで不完全燃焼に終わったアルゼンチン人指揮官は、心機一転、新天地で悲願の欧州制覇を目ざす。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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