カオル・ミトマ(三笘薫)の評価と人気は高まるばかりだ。

 11月9日に行なわれたカラバオカップの3回戦、アーセナル対ブライトンの一戦で、それを実感した。

 残念ながら怪我を負ったアーセナルのタケヒロ・トミヤス(冨安健洋)は欠場。マッチアップが期待された日本人対決は実現せず、日本メディアの記者はがっかりしてため息をついていた。

 三笘はベンチスタートとなったが、これはむしろいい兆候だ。ほとんどのチームがプレミアリーグで主力を使い、カップ戦では出番の少ない選手を起用する。ウォルバーハンプトン戦で初ゴールを挙げて躍動したミトマは、主力組と考えられているということだ。

 そのミトマはハーフタイムに投入された。ウルブス戦までは、それほど脅威とは見なされていなかった男が、すっかり“マークすべき人物”として扱われ、プレミアで首位に立つアーセナルも気を配っていた。これは、イングランドでの評価が上がっている何よりの証しだ。
 
 それでも57分、ミトマは見事なゴールを決め、イングランドでの評判をさらに高めた。彼はブライトン側のスタンドに飛び込んで行き、サポーターはミトマのチャントを熱唱した。

「ブライトンのサポーターの間でミトマの人気が急速に高まっている」

 そう感じたのは、ゴールを決めた時だけでなく、後半を通してファンが彼の名前をコールしていたからだ。イングランドでは、必ずしもすべての選手が試合中にコールされるわけではない。何度も何度も名前が呼ばれるということは、チームの顔のひとりとして認めらえたということだ。

 ブライトンが再びアーセナルと相まみえるのは大晦日。その時には、ワールドカップを経て、ミトマの評価はさらに上がっているかもしれない。

取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

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