リバプールは現地時間12月29日、PSVからオランダ代表のコディ・ガクポを完全移籍で獲得したことを発表。背番号は「18」に決定した。
移籍金は3700万ポンド(約61億500万円)+出来高1300万ポンド(約21億4500万円)の最大5000万ポンド(約82億5000万円)に上ると言われていて、契約期間は5年半で、2028年6月までとなっている。
この23歳のライジングスターは、どんな選手なのか。5つのキーワードから探る。
(1)PSV
6歳の時にPSVのスカウトに発掘されて、06年からアカデミーで研鑽を積み、18年2月に18歳でトップデビュー。22−23シーズンは公式戦24試合に出場し、13ゴール・17アシストと、絶好調で驚異的な数字を残している。ここまで欧州主要リーグでベストアタッカーのひとりだ。
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(2)カタール・ワールドカップ
カタールW杯でオランダ代表の一員として披露したセンセーショナルな活躍も記憶に新しい。初出場のW杯でグループステージ初戦から3戦連続で先制ゴールを決めた初のオランダ人となった。クラブではウイングが主戦場だが、オランダ代表では2トップの一角またはトップ下で起用されるなど、前線ならどのポジションでもプレー可能な戦術的柔軟性もある。
(3)プレースタイル
193センチと長身ながら機動力があり、スピードに乗った状態での正確なボールコントロールと高精度かつパワフルなシュートが武器のアタッカーだ。
(4)信仰
敬虔なクリスチャンで、幼少時代からバイブル(聖書)に親しんできた。いまもお祈りを毎日欠かさず、カタールW杯期間中もホテルの彼の部屋のベッド脇にはバイブルがあった。
(5)アイドル
幼い頃から元トーゴ代表選手で父親のジョニー・ガクポと一緒に、ペレの白黒のプレー映像を見て育った。プロサッカー選手なったいまも、変わらずペレが自身のアイドルだ。
リバプールでは3トップの中央または左サイドでの起用が予測される。怪我で離脱中のディオゴ・ジョッタやルイス・ディアスの穴を埋める活躍を見せられるか。オランダ産のライジングスターのデビュー戦は23年1月7日のFAカップ3回戦、ウォルバーハンプトン戦になると見られている。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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