「狙いが何なのか疑問が湧く」バルサの鎌田大地関心報道に現地メディアが見解!新システムの模索も?「シャビの変更を表すのかもしれない」
バルセロナがフランクフルトの鎌田大地に関心を寄せているという。日本代表MFの獲得を検討する理由はどこにあるのだろうか。
スペイン紙『Mundo Deportivo』は1月26日、今季でフランクフルトとの契約が満了する鎌田にバルセロナに興味を示していると報じた。この報道を受け、『Football ESPANA』は同日、「カマダはFWというより攻撃的MFで、ストライカーの後ろでプレーすることが多いのは興味深い」と伝えている。
「おそらく、バルセロナはもっとMFとして見ている。だが、シャビの下でのガビやペドリのように深い位置で使われたのはまれだ」
さらに、同メディアは「現在の攻撃陣に6人目の攻撃的な選択肢を加えるというなら、バルセロナの狙いが何なのかという疑問が湧く」と続けた。
「チームづくりのバランスは微妙なものだ。攻撃陣にバリエーションをもたせ、監督が試合を変える選択肢を増やすチームもあれば、システムを保てるように似たような選択肢を望むチームもある」
「現在のメンバーは、同じポジションでプレーしていても、それぞれが攻撃で異なる特徴を出す選手たちと言えるだろう。おそらく、より伝統的な3トップという点で欠けている選択肢は、インサイドに切り込むよりもサイドに開く純粋なウインガーだ。少なくとも左サイドに関しては、優れた攻撃的SBとして成長しつつあるアレックス・バルデの存在で、より必要性がなくなっていると思われる」
そのうえで、Football ESPANAは「カマダのスカウティングは、シャビの変更を表すのかもしれない」と、別システムを模索していくうえでの補強戦略の可能性があると分析している。
「レアル・ソシエダ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーとの直近のビッグマッチで、シャビは4人のMFを使い、ガビかペドリのどちらかがより高い位置を取った。カマダは似たような役割をこなせるかもしれない」
「だがそれは、ロベルト・レバンドフスキに代わる純粋な9番の代役を、さらなる放出をせずに獲得する妨げとなるだろう。アンス・ファティがそこでプレーできるが、あまり絡んでいないときがある」
同メディアは最後に、「いずれにしても、シャビと補強担当にとって厄介な決断となるはずだ」と締めくくった。補強は様々な要因を考慮して実現させていくものだ。バルセロナとシャビは、鎌田の獲得に動くのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】「ちょこっと緊張?」「プレーも見た目も似てます」と反響!日本代表の新旧トップ下、鎌田大地と香川真司の貴重な2ショット
【PHOTO】カタールW杯のスタンドを華麗に彩った“美しきサポーターたち”を厳選!
【W杯PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地入りしたワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!