現地時間3月9日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16第1レグで、久保建英が所属するレアル・ソシエダが名将モウリーニョ率いるローマと敵地で対戦した。

 シルバが先発に復帰したため、久保は4−3−1−2の2トップの一角でセルロトとコンビを組む。

 ここ数試合、低調な出来が続いているソシエダはこの試合でも13分に先制を許す。敵陣の深い所から一気にカウンターを浴び、ディバラ→エイブラハムと繋がれ、最後は相手右サイドからのクロスをエル・シャーラウィに押し込まれた。

 ソシエダのチャンスは21分。久保が右サイドから抉って、角度のないところから右足でシュートを狙うもポストに阻まれる。

 28分にも久保が右サイドからクロスを送り込み、スモーリングのクリアがゴールへ向かうも枠を外れる。

 前半終了間際には、ディバラのクロスからピンチを招くも、ゴール前に飛び出してきたペッレグリーニのシュートミスに助けられた。
 
 アウェーチームは57分、久保のクロスの流れから、左SBのリコがミドルを狙うもわずかに外れる。66分にはカウンターからベロッティの強烈なシュートを浴びたが、GKレミロが防いだ。

 ローマに警戒されながらも存在感を発揮した久保は、75分の二枚替えでイジャラメンディとともにベンチに下がる。

 82分には、途中出場のメンデスのパスにゴール前でメリーノが合わせるも、枠を捉えられない。すると、87分にディバラのCKからクンブッラにヘッド弾を浴び、追加点を奪われる。

 試合はこのまま0−2で終了。先勝を許したソシエダは1週間後にホームで開催される第2レグで逆転を目ざす。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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