レアル・マドリーのエデン・アザールが、ベルギー代表引退を決めた理由を語った。現地時間3月13日に母国メディア『HLN』が伝えている。

 2008年に代表デビューを果たしたアザールは、14年間で126試合に出場し、33ゴールをマーク。2018年のロシア・ワールドカップでは、同大会最多タイとなる3試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど活躍し、母国を3位に導いた。

 そして、昨年開催されたカタール・ワールドカップには主将として出場。しかし、チームはグループステージ敗退に終わり、アザールは代表引退を表明した。

 記事によると、アザールは代表引退について「ワールドカップが終わったらやめるということは、以前から考えていた。カタールでの成績が決め手になったわけではない。もちろん、あのような結果になったのは残念だが、僕の決断は前もってなされていた。やめる時期が来ただけだよ」と明かした。
 
「最初に代表引退について考えたのは、欧州選手権の後。足首の怪我をして、大会に間に合うようにベストを尽くしていたけど、準々決勝のイタリア戦(1−2)には出場できず、精神的に参ってしまった」

 また、2019年にチェルシーからレアル・マドリーへ移籍し、コンスタントに出場機会を得られていない状況も引退の決め手になったという。

「代表チームでは新しい選手たちがドアを叩いていた。それでも僕はレアル・マドリーでプレーしていないのに、“赤い悪魔”に加わってサッカーをする。そういう状況が嫌だった。新しい世代の選手たちもプレーする資格があるから」

 近年は度重なる怪我や、体調管理も問題視されるなど、本来のパフォーマンスが発揮できていないアザール。4季目を迎えているマドリーで復活を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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