現地時間5月6日に開催されたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の決勝で、9シーズンぶり20度目の戴冠が懸かるレアル・マドリーが、クラブ史上初タイトルを目ざすオサスナと中立地セビージャのラ・カルトゥハで対戦した。

 開始2分、マドリーはいきなり試合を動かす。ヴィニシウスが左サイドから抉って折り返したボールを、ロドリゴが左足でネットに突き刺した。

 25分にも、左サイドから持ち込んだヴィニシウスがグラウンダーのクロス。ロドリゴが落としたボールをベンゼマが左足で狙うも敵GKセルヒオ・エレーラに防がれる。

 その1分後には大ピンチ。カウンターからGKクルトワがアブデと1対1になってループ気味のシュートを浴びるも、戻って来たDFカルバハルが間一髪でクリアする。

 32分にはアラバが直接FKから鋭いキックで狙ったが、バーを直撃。左サイドからヴィニシウスが放った39分のシュートも枠を捉えられなかった。
 
 1点リードで折り返し、迎えた58分、マドリー出身の敵MFルーカス・トロにクロスのこぼれ球を捉えたミドルシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれる。

 それでも70分、再びヴィニシウスが切れ込み、折り返したボールを敵がクリアしたところをクロースがシュート。そのこぼれ球にまたもロドリゴが詰めて、勝ち越しゴールを奪う。

 その後のオサスナの反撃を凌いだマドリーが、このまま2−1で勝利。20回目の優勝を果たしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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