日本サッカー協会は5月8日、U−20ワールドカップ(アルゼンチンで5月20日に開幕)に臨む日本代表メンバーを発表した。

 20人の内訳はJリーグ勢が14人、大学勢が3人、そして海外組が3人。注目はシュツットガルトのチェイス・アンリ、バルセロナの髙橋仁胡、バイエルンの福井太智という欧州クラブのアカデミーに在籍するトリオだ。U−20ワールドカップの日本代表メンバーに海外組が3人いるのは史上初となる。

 日本は過去U−20ワールドカップに10回出場してきたが、本大会時点で海外組だったのは2017年大会のGK山口瑠伊(当時ロリアン、現水戸)だけ。史上最高位の準優勝に輝いた1999年大会も、稲本潤一、高原直康、小野伸二、小笠原満男、中田浩二など後に欧州進出する黄金世代のメンバーは当時まだJリーグでプレーしていた。
 
 髙橋はスペイン育ちだが、チェイス・アンリと福井は18歳でドイツ移籍。若年層の海外移籍が増えている昨今の日本サッカーのトレンドを象徴するメンバー構成とも言える。

 ちなみに、今大会の登録メンバー上限は21人だが、日本は現時点で20人しか発表していない。残り1枠には、今年1月にボルシアMGに加入したFW福田師王が入る可能性も取り沙汰されており、そうなれば海外組は4人になる。

【U−20ワールドカップの日本代表メンバー】
GK
1 木村凌也(日本大)
12 彼島優(流通経済大)
21 春名竜聖(水戸ホーリーホック)

DF
2 松田隼風(水戸ホーリーホック)
3 田中隼人(柏レイソル)
4 菊地脩太(清水エスパルス)
13 チェイス・アンリ(シュツットガルト/ドイツ)
15 屋敷優成(大分トリニータ)
16 髙橋仁胡(バルセロナ/スペイン)
19 高井幸大(川崎フロンターレ)

MF
5 山根陸(横浜F・マリノス)
6 福井太智(バイエルン/ドイツ)
7 松木玖生(FC東京)
8 佐野航大(ファジアーノ岡山)
10 北野颯太(セレッソ大阪)
14 永長鷹虎(川崎フロンターレ)
17 松村晃助(法政大)
20 安部大晴(V・ファーレン長崎)

FW
11 坂本一彩(ファジアーノ岡山)
18 熊田直紀(FC東京)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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