アーセナルのスーパーレジェンドで、岩渕真奈推しとしても知られるイアン・ライト氏が、マンチェスター・ユナイテッドの正GK交代着手を主張した。英紙『Mirror』が5月9日付けで伝えている。

 ユナイテッドでは、在籍12年を数えるダビド・デ・ヘアがゴールを守り続けている。しかし、圧倒的なビッグセーブを見せる一方で、いただけないミスも散見。7日のウェストハム戦(0−1)でも、決して厳しいコースでもなかったシュートを前に弾けず、決勝点を献上する痛恨のミスを犯した。

 ライト氏は、今夏の移籍市場でワールドクラスのGKを獲得する必要があると指摘する。

「ある段階で、マンチェスター・ユナイテッドはそのポジションに目を向けなければならなくなるだろう。集中力がない時がある。彼らにとって優先順位が高いポジションなのだろうか? おそらくそうではない。だが、あのゴール(ウェストハム戦での失点)でチャンピオンズリーグを失うかもしれない。

 周りに人が集まると、彼は非常に不安定になる。相手チームはなぜ、インスイングのコーナーをことあるごとに彼に入れない? いまだに理解できない。彼はその状況下で決して快適ではないはずだ」
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 アラン・シアラー氏も同じ意見を持つようだ。プレミアリーグ最多ゴール記録を誇る52歳は、「彼のエラーでチームは勝点を失った」と糾弾した。

「今シーズン最初のエラーでもない。何度も見た光景だ。マンチェスター・ユナイテッドにとって、あまりに多い彼のミスは問題だ。夏には、このポジションを優先するのか、それとももっと重要なポジションがあるのか、検討する必要がある。いくら使うことになるかは分からないが、彼が犯し続けるミスに経営陣が懸念を抱いているのは間違いない」

 エリク・テン・ハーフ監督は、今シーズンいっぱいとなっているデ・ヘアとの契約延長を望んでいるにもかかわらず、来シーズンのファーストチョイスとしての地位を保証していないと伝えられている。

 ユナイテッドは、ブレントフォードのダビド・ラジャと、ポルトのディオゴ・コスタに関心を示しているという情報もあるが、来シーズン中に33歳となるベテラン守護神の運命やいかに。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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