Jリーグは5月10日、埼玉スタジアム2002で延期分のJ1第10節・浦和レッズ対サガン鳥栖を開催。2−0で鳥栖が勝利した。

 序盤、攻勢に出たのは、6日にアジア・チャンピオンズリーグで優勝を飾った浦和。3分に伊藤敦樹が右足でミドルシュートを放つが、鳥栖のGK朴一圭にキャッチされる。5分には、大久保智明がカットインから左足を振ったが相手DFのブロックに阻まれる。

 対する鳥栖は、徐々に押し返して、28分には藤田直之のロングスローに田代雅也が頭で合わせたが、浦和の守護神である西川周作が弾き出した。

 その後、39分に浦和がチャンスを迎える。大久保のシュートのこぼれ球に反応したアレックス・シャルクが決定機を迎えたが、朴が好守で止める。前半はスコアレスで終わった。
 
 後半はお互いになかなか決定機を作れないなかで、鳥栖が一瞬の隙を突いて先制する。70分に長沼洋一がペナルティエリア手前でセカンドボールに反応し、左足を一閃。ゴール左隅に決めた。さらに、75分には高い位置でボールを奪うと、手塚康平が左足を振ってネットを揺らした。途中出場した2人の得点でリードした。

 反撃を試みる浦和に対し、鳥栖は4バックから3バックにシステム変更するなど、最後まで守り抜いた

 2−0でアジア王者に快勝した鳥栖は、連敗を2で止めて3戦ぶりの勝利。浦和は、2月の2節・横浜F・マリノス戦(0−2)以来、リーグ戦では9戦ぶりの敗戦となった。

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