鹿島アントラーズは5月14日、J1第13節で名古屋グランパスと国立で対戦。「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と銘打たれた一戦で、2−0の勝利を収めた。

“聖地”には5万6000人の観客がつめかけた。チームを勢いづかせる先制弾の鈴木優磨は、「ウォーミングアップから、サポーターの応援を聞いて、非常に自分も震えましたし、この人たちのために絶対に勝ちたいと思いました」と明かす。

 29分に決めたゴールは、樋口雄太の右CKにヘッドで合わせた。「特別な駆け引きはなかったんですけど、良いボールが来たので当てるだけでした」。

 84分には途中出場の知念慶が勝利を決定づける追加点。盤石の戦いぶりに、優磨は「全員で攻撃ができて、全員で守備ができて。それが結果に結びついていて、得点にもできて、無失点にもつながっている」と手応えを口にする。
【動画】優磨のヘッド弾&知念の力感溢れるフィニッシュ
 チームはこれで圧巻の5連勝。2−0、4−0、1−0、1−0、そして今節の2−0と、すべて無失点で勝点を積み上げ、5位に浮上した。

「全員が自分のためじゃなくて、全員がチームのため、チームが勝つためにやりたいっていう、そのプレーが表われている結果だと思います」

 一時は4連敗を含む5戦未勝利と苦しい時期もあったが、そこから復調してきた鹿島。この勢いはどこまで続くか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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