ほろ苦いダービーデビューとなってしまった。ただ、評価する声もあった。

 セルティックの小林友希は5月13日、スコティッシュ・プレミアシップ第35節のレンジャーズ戦にフル出場。チームが宿敵に0−3と敗れたなか、批判も浴びせられている。

 立ち上がりに先制を許したセルティックは、34分にコーナーキックから追加点を献上。小林がマークしていたジョン・サウターに2点目を決められると、後半にもダメ押しの3点目を奪われた。

 キャメロン・カーター=ヴィッカーズの負傷離脱で先発出場の機会が回ってきた小林は、冬に加入してからこれが初めてのオールドファームだった。伝統の一戦で完敗し、失点に絡んだとあり、メディアからも厳しく報じられている。

 セルティック専門サイト『CELTS ARE HERE』は、「多くのチームメイトたちのように、非常に悪かった」「今日の彼は不安定で調子が悪いようだった」と指摘。カーター=ヴィッカーズの穴を埋められていないと伝えた。

「22歳の彼がここ数試合で水準を満たしていないのは懸念だ。だが、彼は素晴らしい選手の代役を務めている。カーター=ヴィッカーズの代わりは大変だ。その不在が大きく感じられる」
 
 また、『HITC』によれば、OBのジョン・ヒューズは英公共放送『BBC』で、「コバヤシは素晴らしい選手だ。左足はスイートだよ」と称賛しつつも苦言を呈している。

「だが、フィジカルという点では難しい。特にセットプレーのときだ。CKの場面で彼はサウターにタイトにつく必要がある」

 一方で、英紙『The Scottish Sun』は採点で小林に6点をつけ、一定の評価を下した。

「最大の試練だったが、顔を上げ続けることができる。サウターは彼がマークすべきだったのか? アイブロックスの激しい雰囲気の中で冷静なようだった。ボールを持ったときは落ち着いており、インテリジェントにそのボールを使った」

 レンジャーズ戦は小林にとって加入してから6試合目だった。この悔しい経験を今後の飛躍につなげられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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