ヴィッセル神戸が5月18日、クラブの公式YouTubeチャンネルを更新。Jリーグ30周年を記念して、『酒井高徳が選ぶJリーグ歴代ベストイレブン!』を公開した。

 酒井が選んだ11人は以下のとおり。GKは川島永嗣、4バックは右から内田篤人、田中マルクス闘莉王、冨安健洋、長友佑都を選出。中盤はアンカーに遠藤保仁、インサイドハーフはアンドレス・イニエスタと香川真司をセレクトし、前線3枚は右から本田圭佑、マルキーニョス、三笘薫という顔ぶれだ。

 酒井と同じSBは「長友、内田は絶対でしょ」と即決。「一緒にやってきて、世界で活躍したってことも考えて、代表も含めて、この2人は絶対。現時点で最高のサイドバック」と称賛する。「各々の特長のレベルが、日本最高レベルだった」。

 長友に関しては、「今のサイドバックって、ちょっといろいろ変化してきて、役割が変わってきたけど、これまでのサイドバックが持っていなきゃいけない能力をすべて持っていた」と評す。内田については「細いわりに、自分がどうやって戦わなきゃいけないのかを確実に理解していて、それを踏まえたうえでのポジショニングとか対応の仕方。完全に頭で守備してる」と語る。

 酒井は内田の良質なクロスも「球種とか精度はピカイチ」と称える。そんな内田から「お前、両足使えていいよな、上手いよな」と酒井は褒められるというが、「右足オンリーであれだけ上手い人に言われたら、そこまで嬉しくないなって」と笑顔を見せる。
 
 内田の“右足”をさらに詳しく説明すると、こうだ。

「右足だけでサイドを突破できたり、クロスを上げたりとか。(クロスは)ストレートで上げたり、巻いて上げたり、低いのを上げたり。本当に、中を見てぴったり合わせる」

 多彩なクロスで好機を演出。そんな元日本代表のサイドバックを、酒井は「正直、篤人君以外で見たことがない」と感嘆した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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