イタリアメディアの『Calciomercato.com』が、トルコで復活を遂げた元インテルの点取り屋に対してユベントスやローマなどが獲得に興味を示していると伝えた。

 4年ぶり23回目のトルコリーグ制覇へ向けて首位ガラタサライを牽引しているのが、アルゼンチン代表FWのマウロ・イカルディだ。

 21年夏にパリ・サンジェルマンからレンタルでトルコ1部のガラタサライへと移籍したイカルディは、リーグ戦で21試合に出場して18ゴール・7アシストをマーク。95分に1得点という驚異的な決定率を見せている。

 同メディアによれば、ユベントスがFWモイゼ・ケーンとアルカディウシュ・ミリクを放出してイカルディを獲得する可能性があるようだ。

 また、ローマもパウロ・ディバラの去就問題などもあり、攻撃陣を再構築するために獲得を検討していると報じている。
 
 イカルディは、19年夏にインテルから移籍したパリSGでは1年目こそ公式戦20ゴールと活躍したものの、2年目以降は選手層の厚さに加え、怪我による離脱もあって成績を残すことができなかった。

 ただ、インテル時代に2度の得点王に輝くなどセリエAでの実績は十分。チームの主力としてコンスタントに出場機会を得られれば、その得点力はいまなお世界トップレベルであることをガラタサライで証明している。

 イカルディの去就に関しては、ガラタサライがCL出場権を得た場合、買い取りオプションを行使する可能性は大いにある。このアルゼンチン代表FWを戦力外と見ているパリSGはおそらく売却に応じるはずだ。

 そうなるとユベントスやローマがイカルディを獲得するためには、買い取りオプション額以上の移籍金を提示し、パリSGを交渉の席に着かせなければならない。

 来シーズン、イカルディはどこでプレーすることになるのか。今後の動向に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】34節イスタンブールスポル戦でのイカルディのゴール

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