鎌田大地は先日からミラン移籍の可能性が取り沙汰されている。基本合意に達したとの報道もあり、選手はイタリア行きを望んでいるとの声もあった。

 イタリアの移籍情報サイト『calciomercato.com』は5月19日、ミランのフレデリク・マッサーラSDが日本代表MFを高く評価していると鎌田について報じている。

 かつて冨安健洋が在籍したボローニャの幹部だったワルテル・サバティーニは、「日本人選手は素晴らしいメンタリティ」と話したことがある。calciomercato.comは「まさにそのメンタリティで、カマダはミランの心を掴んだ」と伝えた。

「ダイチはたくさんのことをすべてうまくやる。攻守で力強く、平然と様々な役割をこなせる。決して的外れなことを言わず、個人よりグループを優先する。マッサーラは彼のことを非常に評価しており、代理人とはすでに年俸300万ユーロ(約4億2000万円)の複数年契約で基本合意に達した」
 
 さらに、同メディアは「フランクフルトでのこの3年は素晴らしかった。継続的にレギュラーを務め、得点とアシストの数も良い」と続けている。

「ミランが気に入っているのは、インサイドハーフでも、ダブルボランチでも、左ウィングでもプレーできるからだ。もちろん、最も得意なレパートリーは、トップ下でそのファンタジーと強度を発揮できるとき。つまり10番の役割だ」

 calciomercato.comは先日も鎌田がミランを望んでいると報じた。今回も「ダイチはすでにミランのユニホームを着たいという明確な希望を表した。カマダにとってミランは来季に向けて好みの移籍先だ」と報道。そのうえで、競争は激しく、ミランの出方が注目されると締めくくった。

「しばらくしたら、選択のときを迎える。契約満了となり、フリーで獲得できるために、様々なクラブが関心を寄せているからだ。ベンフィカやドルトムントに加え、アトレティコ・マドリーも具体的に動いた。ボールはマッサーラに渡された。2月に始めた仕事を具体化させなければいけない」

 来季に向けて中盤の補強が必須とされるミランは、鎌田獲得の動きを推し進めていくのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】長谷部がアシスト!鎌田がエリア外から決めた圧巻のゴラッソ