５月21日に開催されたプレミアリーグ第37節で、６位のブライトンは最下位ですでに降格が決まっているサウサンプトンとホームで対戦した。

　開始８分、いつも通り左サイドハーフで先発した三笘薫にさっそくビッグチャンスが到来。ゴール前でセカンドボールを回収すると、そのまま持ち上がってペナルティエリア内で右足を振り抜くが、枠の右に外れる。

　前日に26歳となった日本代表MFは21分にもペナルティエリア手前でボールをかっさらい、完全な決定機を迎えるも、シュートを左ポストに当ててしまう。

　それでも29分、マク・アリステルからエリア右でパスを受けた18歳のファーガソンが、強烈なシュートを叩き込み、ブライトンが待望の先制点を奪う。

　さらに押し込むなか、40分にも自陣から左サイドを一気に駆け上がった三笘の完璧なラストパスをファーガソンが難なくフィニッシュし、リードを広げる。三笘はリーグ戦９試合ぶりの得点関与で、個人成績を７ゴール・５アシストに伸ばした。
 
　２−０で折り返すと、58分に名手ウォード＝プラウズのCKからエルユヌッシにヘッドで押し込まれ、１点を返される。

　勢いに乗るサウサンプトンには直後の63分にも、カウンターからウォルコットにネットを揺らされる。しかし、VARでオフサイド判定となり、事なきを得る。

　嫌な流れが続くも、69分にグロスがエリア内で左足を一閃。再び２点差とする絶妙なコントロールショットを流し込み、相手のペースを断ち切る。

　ブライトンは終盤にかけて途中出場のウンダフらがチャンスを迎えるが、４点目は生まれない。89分には最後の交代を行ない、このタイミングで三笘はお役御免となった。

　結局３−１でタイムアップ。ブライトンが快勝を収め、ヨーロッパリーグ出場に大きく近付く勝点３を手にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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