ゴールを量産してリーグMVPに輝いた古橋亨梧や旗手怜央をはじめ、日本人5選手を擁するセルティックは、圧倒的強さでリーグ連覇を達成した。リーグカップも制したほか、スコティッシュカップも決勝まで進んでおり、まさに国内では無敵を誇っている。

 その一方で、度々取り上げられているのが、レベルの問題だ。スコットランド2強のセルティックとレンジャーズは、今季のチャンピオンズリーグ(CL)本戦でいずれも未勝利、後者にいたっては6戦全敗。森保一監督が古橋と旗手を日本代表に選ばなかった理由のひとつとして、「リーグのレベル」に言及したことも記憶に新しい。

 SNS上では「セルティックとレンジャーズ以外はJ1以下」という意見も多く見られるが、果たして本当にそうなのか。

 議論は尽きないなか、大手スポーツメディア『ESPN』でブンデスリーガを担当する、著名なスコットランド人解説者、デレク・ライ氏が5月22日にツイッターを更新。「セルティックがドイツ・ブンデスリーガに参戦したら、どうなると思う?」という質問に答える形で、こんな見解を示している。
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「もしセルティックがブンデスリーガで戦うとなれば、彼らの予算やリソースはより大きくなるので、こういうのは難しい質問だといつも思う。今のところ、せいぜい欧州カップ戦の出場圏内が精一杯だろう。しかし、それはむしろブンデスリーガの強さを反映しているのだ」

 ちなみにセルティックは今季のCLグループステージで、現在ブンデスリーガ3位のRBライプツィヒと2度対戦し、いずれも2点差で敗れている。今夏にはJリーグ王者、横浜F・マリノスとの親善試合が控えており、シーズン前の親善試合とはいえ、強さを図るひとつの試金石になるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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