日本サッカー協会は5月25日、6月シリーズのエルサルバドル戦(15日)とペルー戦(20日)に臨む日本代表のメンバー26人を発表した。

 ともにスコットランドの名門セルティックで主軸として躍動しているにもかかわらず、カタール・ワールドカップに続き、第2次森保ジャパンの初陣となった3月シリーズも招集外となった古橋亨梧と旗手怜央が選出された。

 3月には、森保一監督が落選理由として「総合的な判断」としながらも、「リーグのレベル」に言及したため、同僚の前田大然は選ばれたこともあって、スコットランドでは物議を醸した。

 今回、両者とも昨年9月以来の復帰を果たしてことで、スコットランドのメディアも早速反応。『The Herald』は「フルハシとハタテは、何か月も冷遇され続けた後、ついに日本代表の招集を言い渡された」と報じた。

「セルティックのコンビはカタール・ワールドカップに向けたモリヤス監督のチームから外され、最近の合宿(3月)でも無視された。キョウゴとハタテは来月、エルサルバドルとペルーとの2試合に出場することになる」
 

 また、『Daily Record』紙も「フルハシとハタテが日本代表に招集され、国際舞台に
戻ってきた」と報じ、こう続けている。

「セルティックのコンビは昨年、カタールで行われる2022年ワールドカップに向けてモリヤス監督のチームから突然メンバーから外され、その後の招集を逃している。サムライブルーの監督は、キョウゴが得点ランキングで首位に立ち、ハタテは輝き続けているにもかかわらず、メンバーに含まれていた同僚のマエダのほうが高いレベルでプレーしていると奇妙な説明をした」

 セルティックの専門メディア『67 HAIL HAIL』は「日本のモリヤス監督は、昨年のカタール・ワールドカップのメンバーからこのペアを除外したことでプレッシャーを感じているようだった」と報じている。

「モリヤス監督は彼らを除外した理由をスコットランドリーグの基準によると主張したが、それでもマエダを選出対象に含めた。しかし今、キョウゴとハタテが日本代表に合流する。今シーズンセルティックで見せた好調さが功を奏しているようだ」

 スコットランドで長らく続いた“冷遇問題”は、これでひとまず収束した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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