サポーターに愛される絶対的エースが、かつて同僚だった稀代の名手に“ラブコール”したとあれば、浮足立つファンがいても不思議ではない。

 セルティックの古橋亨梧は5月26日、古巣のヴィッセル神戸を退団することを発表した元チームメイトのアンドレス・イニエスタにメッセージを寄せた。これを受け、一部のセルティック・サポーターは、両者のコンビネーション復活を見たいと望んでいるようだ。

 神戸での引退を想像していたものの、サッカーを続けたいという希望と裏腹に、「監督の優先順位も違うところにある」と感じ、退団という結論に達したイニエスタ。古橋はセルティック公式チャンネルで「尊敬しかない」と元同僚をたたえ、「本当に大好き」と述べている。

 古橋とイニエスタがホットラインを築き、2019年の天皇杯優勝など神戸に貢献したのは周知のとおりだ。その言葉からは、イニエスタに対する愛情や尊敬の気持ちがひしひしと伝わってくる。
 
 そんなエースストライカーのインタビューを伝えたセルティックの投稿に、イニエスタの加入を願うサポーターからの声が寄せられているという。英紙『The Scottish Sun』が、以下のようなファンのリプライがあると紹介した。

「彼をここに連れてきて」
「彼はセルティックに来る」
「セルティックで彼らがまた一緒にプレーするのを見られたら素晴らしくないか?」
「イニエスタを選手兼監督にして、アンジェ(・ポステコグルー監督)は生涯契約と発表してくれ」

 イニエスタは退団会見で新天地について「正直、自分もまだ分からない」と話したが、一部ではアメリカや中東とも報じられている。バルセロナ以外の欧州クラブでプレーする可能性は高くないと思われるが、グラスゴーのファンの夢はかなうのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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