5月27日に開催されたスコットランドリーグ最終節で、日本人5選手を擁し、すでに連覇を決めているセルティックは、3位のアバディーンとホームで対戦。5−0で4試合ぶりに勝利を収め、勝点99としてリーグ戦を締め括った。

 ゴールラッシュの口火を切ったのが、得点ランキング首位を走る古橋亨梧だ。

 前節に退場して出場停止の前田大然と、小林友希はベンチ外となるなか、旗手怜央と岩田智輝と共に先発した絶対エースは、まず27分に落ち着いた切り返しから左足を豪快に一閃。鮮やかに先制点を奪うと、32分にもこぼれ球を冷静に流し込み、あっという間に追加点を挙げてみせた。

 しかし、後半開始直後にアクシデントが発生。相手GKにプレスをかけた際に接触し、足を痛めてしまったのだ。そのまま交代となり状態が心配されるが、アンジェ・ポステコグルー監督は「深刻な問題ではないと思う。(6月3日のスコティッシュカップ決勝に出場する)チャンスはある」と語っており、幸い大事には至らなかったようだ。
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 現地メディアは27ゴールまで伸ばし、得点王に大きく前進した古橋を高評価。『Glasgow Live』は採点記事で単独トップの「9点」を付け、こう綴っている。

「開始1分で得点を匂わせ、アバディーンに問題を引き起こすと確信させた。スコティッシュプレミアシップのトップスコアラーの見事な一撃で幕を開け、瞬く間に2点目を手にした。足をひきずりながら負傷交代した」

 また、『Glasgow World』もトップタイの「9点」を付与。ついに復帰を果たした日本代表での活躍にも期待を込めている。

「今週、日本代表に呼び戻されたが、この調子ならその理由がよく分かる。さらに2ゴールを追加し、合計でリーグ戦27ゴール、公式戦33ゴールとした。後半に足を引きずって負傷退場したのが気になるところだ」

 スコットランドリーグの最終節は一斉開催ではなく、残り3試合が28日に行なわれる。檀崎竜孔も所属するマザーウェルのケビン・ファン・フェーンが、24ゴールで2位につけており、4ゴール以上決めなければ、古橋の得点王が確定する。

 怪我の最新情報と合わせ、ライバルの動向にも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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