現地時間5月31日、スペインの大手紙『Mundo Deportivo』が、パリ・サンジェルマンのアシュラフ・ハキミが退団の可能性があると報じた。

 同紙は、ハキミが退団を考える理由のひとつとして、パリSGを取り巻く環境と雰囲気を挙げている。

 今年2月下旬に婦女暴行容疑で捜査対象となってからはとくに居心地の悪さを感じ、イラ立っているようだ。

 リーグ・アン第35節のアジャクシオ戦(5月13日)で、77分に相手選手を突き飛ばして1発レッドカードを受けてロッカールームへと引き上げる際にも、「これがフランスだ!」と吐き捨てて物議を醸していた。
 
 さらに同紙は、キリアン・エムバペの獲得を狙うレアル・マドリーにとって、ハキミが重要な役割を果たすかもしれないという。ハキミはユース時代を過ごしたR・マドリーへの復帰を望んでいて、親友のキリアン・エムバペを連れて行くつもりだと報じたのだ。

 エムバペとパリSGとの現行契約は25年6月までで、引き抜くとなれば莫大な移籍金が発生することになる。ただ、実は24年夏以降は選手側が自由に行使できる1年間の延長オプションとなっていて、今のところエムバペに行使するつもりはなく、24年6月以降はフリーでとなる可能性が高い。

 今夏ではなく24年夏にハキミとエムバペが揃ってR・マドリーのユニホームを着ているかもしれない。今後の動向に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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