ヴィッセル神戸は6月6日、国立競技場にてフレンドリーマッチでバルセロナと対戦し、0−2の敗戦。試合後、アンドレス・イニエスタが涙を見せた。

 試合はバルサが16分に、パブロ・トーレからの縦パスを受けたフランク・ケシエが、落ち着いてゴールに流し込み先制。その3分後には、左CKからエリック・ガルシアが豪快なヘディングシュートを叩き込み、2点をリードした。その後、神戸もチャンスを作るが決めきれず、最後までスコアボードを動かせなかった。

 イニエスタは、古巣戦に先発出場。絶妙なスルーパスで好機を演出するなど、さすがの存在感を示し、81分に途中交代した。
 
 今夏に神戸を退団する元スペイン代表MFは試合後、国立競技場のトラックを一周。観客に手を振りながら、涙を流すシーンもあった。

 バルセロナが日本語版公式ツイッターで「堪えきれない涙と共に・・・この日をありがとう」と題して、このシーンをアップロード。これにはファンからも「こっちまで泣いてしまう」「神戸ゴール裏に深々と頭を下げる姿には目頭が熱くなった」「バルサにいた頃と変わらない立ち振舞い。本当に好き」「日本でプレーをしてくれてありがとう!!」「ありがとうイニエスタ」といった声が上がった。

 イニエスタは、7月1日に行なわれるJ1第19節・北海道コンサドーレ札幌戦が神戸でのラストマッチとなる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「ありがとうイニエスタ」涙の国立一周シーン

【厳選ショット】イニエスタ、レバンドフスキらスーパースターが国立に集結!| 神戸0−2バルセロナ

【PHOTO】キックオフ1時間30分前!早くから新国立競技場に集結した、バルセロナサポーターを特集!