圧巻ハットを達成した怪物の交代時に、三笘薫だけが取った行動とは? 仲間を称える姿にエースとしての“気概”が感じられた【現地発】
あるいは中継カメラには、写っていなかったかもしれない。
三笘薫が所属するブライトンは現地9月2日に開催されたプレミアリーグの第4節で、難敵ニューカッスルとホームで対戦。3−1で2試合ぶりの勝利を収めた。
27分に三笘のシュートの流れからエバン・ファーガソンが先制点を奪うと、65分にもこの18歳FWがゴラッソを叩き込んで追加点。70分にも三笘のアシストを受けて左足でゴールをねじ込み、ハットトリックを達成した。
【動画】18歳のハットをお膳立てした三笘のアシスト
81分に、この怪物がソリー・マーチとともに交代となった時、ピッチにいた三笘だけが、拍手をして2人を送り出した。それも、“形だけ”ではなく、力強いそれだった。少なくとも記者席からはそう見えた。
仲間をリストペクトする素晴らしい振る舞いであると同時に、その姿からは、両アタッカーがベンチに下がっても、エースとして自分がチームを牽引していくという、何か気概のようなものが感じられた。
どちらかと言えば、黙々と自分の仕事を全うするタイプの三笘だが、2年目の今シーズンは、プレー以外の部分でも変化が見られるかもしれない――。そのシーンを目にして、そんなことを考えた。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
【画像】ハットトリック達成の18歳怪物を称える三笘
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