【採点寸評|FC東京】終盤に反撃も、不甲斐ない出来の“前半が全て”。頼みのD・オリヴェイラも封じられ...[J1第26節 FC東京1−2福岡]
[J1第26節]FC東京1−2福岡/9月3日/味の素スタジアム
Jリーグは9月3日、J1第26節の2試合を開催。味の素スタジアムではFC東京対アビスパ福岡が行なわれ、2−1で福岡が勝利した。
先に先制したのは福岡。開始2分、前寛之のクロスに飛び込んだ佐藤凌我が、倒れ込みながら右足のボレーで合わせてネットを揺らした。
勢いに乗るアウェーチームは11分、紺野和也のゴール前への折り返しに反応した山岸祐也が、左足で決めてリードを2点に。FC東京は86分に熊田直紀のゴールで反撃も届かず。福岡が3試合ぶりの白星、FC東京は3戦未勝利となった。
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▼FC東京のチーム採点「5」
鮮やかにパスを数回ダイレクトで回された13分のシーンに象徴されるとおり、前半は不甲斐ない出来だった。2失点を振り返っても明らかにマークのズレが原因で、いいようにやられた。
3バックの裏のスペースを使われ、容易にカウンターを許す。福岡が採用した3−4−2−1とのシステムの相性の悪さを示した前半だったとも言えるだろう(FC東京は4−2−1−3システム)。
後半に入って攻撃の意識を高めたが、ボールを回せても福岡の陣形を崩せない時間帯が続いた。誤算は、頼みのディエゴ・オリヴェイラを封じられたことだろう。実際、厳しいマークに苦しんだD・オリヴェイラはシュート0本。これでは……。
終盤に反撃したものの、“前半が全て”との見方もできるゲームだった。これでリーグ戦では3試合続けて白星なしと厳しい現実を突きつけられている。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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