元日本代表の森本貴幸はこの夏、10年ぶりにイタリアサッカー界に復帰した。8月にセリエDのSSDアクラガスに加入している。

 カターニアやノバーラでセリエA日本人選手歴代2位の19ゴールを挙げてきた森本。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は9月4日、久しぶりにシチリアの地に戻った森本のインタビューを報じた。

 同紙は森本のイタリア語が「まだ完璧」と伝え、35歳になった日本人ストライカーが「家に戻ってきた。夢だった。この国のことがすごく恋しかった」と話したと伝えている。

「以前から戻ることを考えていた。この夏、ニコラス・スポッリ(カターニア時代のチームメイトで現在アクラガスの技術部門幹部)と話していて、シチリアに来てくれと言われたんだ。アクラガスや監督とも話して受け入れた。35歳だけどまだプレーへの意欲は強い」

【動画】 森本貴幸が15歳で決めたJリーグ初ゴール
 Gazzetta dello Sport紙によると、森本はパスポート関連の手続きでデビューが少なくとも10月になるという。本人は契約期間が1年と明かし、「それからどうなるかを見よう。元気だし、たくさんゴールを決めたい」と意気込んだ。

 一方で、前回イタリアでプレーしたときの最高の思い出について問われると、「アタランタ戦のセリエA初得点」と回想。また、ジャンルイジ・ブッフォン相手にゴールを決めたことは「ほかと比較できない」と述べている。

「14年経ったけど、今でも友達にあのゴールを自慢している」

 最後に、今年イタリアでやりたいことを問われると、森本は「ロベルト・バッジョに会う」と答えた。

「このインタビューを彼が読んで、会えるかもしれない。叶えたい夢なんだ」

 イタリアでの第2章は、森本にとってどのような時間となるのか。バッジョに会う夢が実現するかも含め、これからに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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