歴史的な解消を収めたドイツ戦から中2日、ドイツのヴォルフスブルクからベルギーのヘンク(セゲカ・アレーナ)へ会場を変え、トルコと対戦した森保ジャパンは、ドイツ戦のスタメンから左SB伊藤洋輝を除く10人を入れ替えた。

 布陣は引き続き4-2-3-1で、GKに中村航輔、最終ラインは右から初選出の毎熊晟矢、谷口彰悟、町田浩樹、伊藤洋、ダブルボランチは田中碧と伊藤敦樹、2列目は右から堂安律、久保建英、中村敬斗、CFには古橋亨梧が入った。

 顔ぶれを大きく変えただけに、守備が上手くハマらないシーンも少なくなかったが、15分に伊藤敦の強烈な左足のミドルで先制すると、28分、36分の中村敬の連続得点もあって3−1で前半をリード。

 後半は押される時間もあり、3−2と追い上げられるも、後半から出場した伊東純也のPKで突き放し4−2で連勝を飾った。

 目を引いたのはゴールこそ奪えなかったが、攻撃を加速させたトップ下の久保である。強気な発言を繰り返していたように、クラブでの好調ぶりを示した形だ。

 後方からのパスを引き出して前を向ける、1対1に持ち込めば相手をはがせる動きは頼もしい限り。アタッカーとして何より求められ、相手に脅威を与えるプレーを示し続けたと言えるだろう。
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 さらに興味深かったのは、特に前半、絶妙だった久保のプレーを支えるかのようにパスを供給した選手がいたこと。

 ひとりはCBとして先発した谷口であり、もうひとりは右SBとして嬉しい代表デビューを飾った毎熊である。

 谷口は持ち前の鋭い縦パスをテンポよく久保に通し、強さ、タイミングとも呼吸の合ったボールを、20番が華麗なターンで前へ運ぶシーンがいくつも見られた。

 さらに毎熊も怖がらずに中央の久保にパスを展開し、19分の古橋のシュートシーンなどを演出した。毎熊は代表デビューとは思えないような落ち着いた動きを示し、攻撃時には中と外を使い分けたポジショニングで周囲と連動した点も見逃せない。右SBとして守備面では粗さが残ったとはいえ、良いアピールになったと評せるだろう。

 久保は本来、右サイドでのプレーを希望しているのかもしれないが、トルコ戦ではトップ下の彼をチームとして生かそうとの意識も感じられ、この背番号20も期待に応えた。

 ドイツ、トルコに連勝し、各選手がアピールするなど収穫の多かった今回の欧州遠征。“トップ下・久保”という選択肢に計算が立ったことも、今後に向けて大きなポイントになりそうだ。

文●本田健介(サッカーダイジェスト編集長)

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