横浜F・マリノスは9月19日、日産スタジアムで韓国の仁川ユナイテッドとACLのグループステージ初戦で対戦する。

 ホームの横浜サポーターが大声援を送るなか、仁川側も気合十分だ。スタンドの一角から力強くエールを送り、選手がウォーミングアップで姿を現わした際には、大歓声が上がった。また、スタンド最前列には日本語で「ユ・サンチョルを忘れずにいてくれてありがとう」と書かれたバナーが掲げられた。

 元韓国代表で、2002年の日韓ワールドカップではベスト4に大きく貢献したユ・サンチョル氏は、横浜や柏レイソルでも活躍した。
 
 ただ、仁川の監督を務めていた19年11月、自身がステージ4のすい臓がんに侵されていると告白。日本でのファンも多く、20年2月に韓国で行なわれたACLのゲームで、横浜サポーターが激励の横断幕を掲げると、ユ・サンチョル氏も日産スタジアムを訪れ、謝意を示した。

 大韓サッカー協会や韓国プロ選手協会などが闘病生活のバックアップを宣言するなど、誰からも愛された人気者へのサポートは活発化していたが、2021年6月に49歳で生涯に幕を閉じていた。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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