ラツィオで鎌田大地はポジションを取り戻せるのだろうか。

 セリエA開幕から4試合連続でスタメンに名を連ねた鎌田だが、その後は8試合ベンチスタートという状況だ。チャンピオンズリーグ前節のフェイエノールト戦では約1か月ぶりに先発出場したが、53分と早い時間帯に交代している。

 マウリツィオ・サッリ監督は戦術的なバランスが理由と説明してきた。ルイス・アルベルトとの共存が難しく、そのスペイン人司令塔とのポジション争いから、鎌田の出番は激減しているのだ。

 ラツィオのOBであり、ミランでコーチを務め、日本のACミランアカデミーで指導したこともあるマヌエル・ベッレーリ氏は、鎌田がいずれ再び出場機会を手にすると信じている。ただ、時間が必要と考えているようだ。

 ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』によると、ベッレーリ氏は『Lazio Style Channel』で「少し忍耐が必要だ。監督とクラブは想定していたと思う」と話した。

「イタリアのリーグはタフだ。戦術面を尊重しなければいけない。サッリはすぐに組み込もうとしたが、チームバランスのために何かを変えた。それは選手にとって有利にもなり得る。落ち着いて彼を溶け込ませなければいけない。大事なのは、常に注意深くあることだ。そうすれば結果は訪れる」
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 同氏は「どういう状況で加わるかによるところもあると思う。セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの退団が少し響いた。昨季の加入なら、もっとシンプルに溶け込めたかもしれない。すでにバランスが取れていたからね」と続けている。

「日本人は性格的にとてもシャイに思われるが、やるべきことを分かっており、望むところにたどり着く。堅実さがあり、彼らはそれに報われる。カマダはサイドでもやれるかもしれないが、選手の意欲次第だ。いくつか正しい結果が出ず、サッリはもっと確実さを手にしようと後退することにした。だが、チャンピオンズリーグのようにリーグ戦でもカマダが出番を得られると確信しているよ」

 次節サレルニターナ戦はルイス・アルベルトが出場停止。鎌田の先発出場に期待が寄せられている。ワールドカップ予選のミャンマー戦ではゴールを決め、攻守にわたって活躍しながら、腰の問題でハーフタイムに交代した。できるだけ良い状態でセリエA次節に臨めるよう願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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