[J1第33節]川崎 3−0 鹿島/11月24日/等々力陸上競技場
 
 川崎は、今季のリーグのホーム最終戦(J1・33節)として11月24日に、鹿島と対戦。3−0と快勝した。
 
 序盤こそリズムが上がらなかった川崎だが、前線のブラジル人コンビが勝利に導いた。34分に左ウイングのマルシーニョの折り返しをCFのL・ダミアンが決め、63分には再びマルシーニョのお膳立てからL・ダミアンが2ゴール目。

 L・ダミアンは、84分にPKも獲得する活躍ぶりで、このPKを脇坂が決めてリードを広げた。守備陣も最後まで集中を切らさずにクリーンシートを達成。ホームのサポーターを喜ばせた。
 
▼川崎のチーム採点「6.5」
 まだ課題は多いが、「自分たちで崩れない」との指揮官の言葉を体現し、徐々に試合の流れを手繰り寄せたのはチームの成長とも言えそうだ。前線のマルシーニョ、L・ダミアンの個の力を有効活用しつつ、中盤と守備陣は組織的に機能。鹿島を相手に無失点で試合を締めた点も収穫に挙げられる。
 
 2017年の鬼木監督の就任以降、常に優勝争いに加わってきたチームは、今季はまさかの中位に甘んじているが、一歩ずつ前進はしている。残りはリーグ最終戦、ACL、そして天皇杯の決勝。“終わり良ければすべて良し”ではないが、ここまでの悔しさを晴らすフィナーレに期待できる体制は整いつつある。
 
【厳選ショット】ダミアン2発!脇坂もPKをしっかり決めてホーム最終戦を勝利で飾る!|J1第33節 川崎3−0鹿島
 
▼川崎の出場16選手&監督の採点・寸評
GK:チョン・ソンリョン|採点6/味方と連係しながらゴールを守り無失点勝利。危なげないパフォーマンスだった。
 
DF:山根視来|採点6/チームがリードを得たなかで手堅くディフェンス。2点目に絡んだクロスは狙いか?
 
DF:大南拓磨|採点6/待望の戦列復帰。後半にスルーパスを通される場面があったが、スピードと強さを生かして鹿島の攻撃に対応した。
 
DF:山村和也|採点6/空中戦の強さは相変わらずで球出しも。ただ、ボールに食いついて裏を取られるシーンや前半にペナルティエリア内でヒヤッとする対応も。試合前にはJ1通算200試合のセレモニーが行なわれた。



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DF:登里享平(87分OUT)|採点6/1点目につなげたマルシーニョへのパスは彼ならでは。守備でも身体を寄せた。
 
DF:橘田健人|採点6.5/真骨頂であるセカンドボールの回収率が高く、読みを利かせたパスカットも。身体を張ったブロックもあった。ただ、試合後には課題も語る。
 
MF:瀬古樹(87分OUT)|採点6/脇坂とともにチームのリズムを作り、パスを展開。エネルギッシュに動き回った。
 
MF:脇坂泰斗|採点6/時間を経ても技術力が落ちないのが今の川崎の14番で、彼からボールを奪うのは難しいのでは。試合終盤には一度、L・ダミアンに譲ったかに見えたPKをベンチからの指示でしっかり蹴り込み、試合を決める3点目を奪ったのも見事。
 
FW:家長昭博(87分OUT)|採点5.5/特に後半は幅を取りながら攻撃に変化を加え、L・ダミアンのPK奪取にも絡んだ。もっとも“アキさん”の凄さを知るからこそ、もっとやれたのではないかとの想いも。
 
FW:マルシーニョ(71分OUT)|採点6.5/やはり技術に粗さを残すも、スピードと相手にかける圧力は抜群。鹿島の脅威になり続けた。
 
FW:レアンドロ・ダミアン(87分OUT)|採点7/試合序盤こそボールが収まらないシーンもあったが、さすがの決定力。マルシーニョのお膳立てから2ゴールを奪い、終盤にはPKも獲得した。
 
途中出場
FW:宮代大聖(71分IN)|採点6/マルシーニョに代わり左ウイングに入る。守備のタスクをしっかりこなしたが、なかなかボールが出てこない場面も。
 
MF:ジョアン・シミッチ(81分IN)|採点なし/2−0とリードする状況で中盤の強度をアップ。失点ゼロで試合を締めた。
 
FW:遠野大弥(81分IN)|採点なし/中盤で上手く攻撃につなげられないシーンもあったが、攻守に走った。次戦につなげられるか。
 
FW:バフェティンビ・ゴミス(81分IN)|採点なし/見せ場を作れず。ゴールへ向かう力強いプレーは次のACLに期待。
 
FW:小林悠(81分IN)|採点なし/相手のカウンターを止めようと勢い余ってイエローカードを受けたが、それだけ気持ちが入っていたということだろう。守備にも貢献。
 
監督:鬼木達|採点6.5/序盤の我慢比べの展開でも的確に指示を送り、3−0の勝利につなげた。試合後にはサポーターの心を掴む熱いスピーチも。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
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