[J1第33節]川崎 3−0 鹿島/11月24日/等々力陸上競技場

 鹿島アントラーズは11月24日、J1第33節で川崎フロンターレと敵地で対戦。34分に先制を許すと、63分、84分にも失点し0−3で惨敗した。

 相性が良くない相手に完敗。対川崎戦はこれで16戦勝ち無しとなった。

▼鹿島のチーム採点「4.5」
 立ち上がりは上手くゲームに入った。ハイプレスなど精力的に動く選手たちが、速攻と遅攻を使い分け、チャンスも作り出せていた。守備でも相手の起点を潰し、ペースを握らせなかった。

 シュート数は10対7、走行距離でもわずかに上回り、スプリント数も135対121と試合を通しても十分に対抗できていた部分も少なくない。

 しかし、前半のうちに一瞬の隙を突かれて失点してしまい、後半は押し込まれるシーンが増えて、ミスから失点を重ねてしまった。

 終盤はボランチの佐野を最終ラインに下げ、両ワイドを高く押し上げる3−5−2のような布陣に変形したが、出しどころに戸惑い、押し込む展開に持ち込めず。消化不良のまま、時計の針だけが進んでいった。

 また、流れを変えるべく投入した選手たちが効果を発揮できず。中央を固められた相手に決定機を作れず、プレスを剥がされてカンターを浴びるなど、思うような戦いができなかった。
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▼鹿島の出場16選手&監督の採点・寸評

GK:早川友基|採点4.5/キックミスや出足が遅れるなど、やや集中力を欠くシーンも。チームを救うビッグセーブを見せたかった。

DF:須貝英大(79分OUT)|採点4/ハードなマークと積極的なランニングは好印象。一方で、不運な場面もあったが、自身のミスから対峙するマルシーニョにふたつのアシストを許し、2失点に関与してしまった。

DF:植田直通|採点5/自身の強さは健在だったが、関与できないスペースを狙われ、失点を防ぐことはできなかった。ビルドアップではやや不用意なパスもあった。

DF:関川郁万(HT OUT)|採点5/前節に負傷交代した影響か。先発したものの、前半のみのプレーに。岩政監督は「昌子との競争の結果」と交代理由を明かした。

DF:安西幸輝|採点5/最後まで精力的に上下動を繰り返した。ただ、3失点目は、きれいにスルーパスを通されてしまった。

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MF:佐野海舟|採点6.5/初の代表活動を経て、心身ともに充実。守備以外でも積極性を発揮し、20分にはCKからヘディングシュートも。後半にも見せ場を作った。警告を受けたが、最後までクオリティが高く出色の出来だった。

MF:ディエゴ・ピトゥカ|採点5.5/アディショナルタイムには自慢の左足で惜しいシュートを放つ。気持ちが入ったプレーを見せたが、相手のマークも激しく、いら立つ場面もあった。

MF:松村優太(79分OUT)|採点5.5/立ち上がりは積極的に仕掛けたものの、その後はボールに絡めない時間帯も少なくなかった。相手の上手さもあったが、守備時には自身の背後を狙われた。

MF:仲間隼斗(54分OUT)|採点6/安定したプレーで攻守にハードワーク。交代直前には相手ペナルティエリア付近でFKを獲得するなど、及第点の仕事はこなしていた。

FW:知念慶(65分OUT)|採点5/前線から激しくプレスを仕掛けた。59分にはペナルティエリア内に進入する場面も。しかし、シュートは0本。能力を考えれば、もっとやれるはずだ。

FW:鈴木優磨|採点5.5/チャンスは少なくなかっただけに、どれか一つは決めたかった。広範囲をカバーするプレーは魅力だが、知念との2トップではどちらもサイドに開いたり、ビルドアップのために下がったり、ペナルティエリア内に人がいない場面もあった。
 
途中出場

DF:昌子源(HT IN)|採点5/結果的には交代出場してから2失点。どこか調子の上がらない様子が散見された。

MF:樋口雄太(54分IN)|採点5.5/投入直後にFKの見せ場。セットプレーで高精度のキックを披露するが、この日は得点に関与することはできなかった。

FW:垣田裕暉(65分IN)|採点5.5/シュートシーンこそなかったが、運動量と高さを前線に加えた。期待された得点を生み出すことはできなかった。

DF:広瀬陸斗(79分IN)|採点なし/投入直後から布陣が変更し、ウイングバック的な立ち位置で右サイドからクロスを供給した。しかし、徐々に相手に対策され、最後はバックパスに終始した。

MF:土居聖真(79分IN)|採点なし/中央に入ってコンビネーションからゴールに迫ろうとしていた。しかし、分厚い相手の守備に跳ね返された。

監督:岩政大樹|採点5/ハイプレスからのショートカウンターと、ボール保持を使い分ける戦いで、立ち上がりはある程度上手くいった。監督の責任だけではないが、選手交代で流れを変えられず、尻すぼみな内容に。終盤はパワープレーも視野に入れた陣形に変えるものの、機能しなかった。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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