ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は、鎌田大地の出場機会が減った理由に戦術的バランスをあげている。ルイス・アルベルトとの共存が難しいというわけだ。

 鎌田とルイス・アルベルトが一緒に先発出場していた開幕当初、ラツィオはセリエAで4戦3敗と苦しんだ。指揮官は大黒柱ルイス・アルベルトを常時スタメンとしつつ、鎌田をベンチスタートにし、同じく新戦力のマテオ・ゲンドゥジを重用するようになった。

 27歳の日本代表にとっては厳しい状況だ。本人も想定以上に試合に出られていないと胸の内を明かしている。その言葉からは、冬の移籍も視野に入れている様子がうかがえた。

 だが、OBの元イタリア代表MFマルコ・パローロは、チームの浮上に鎌田は必要と考えているようだ。

 ラツィオ専門サイト『cittaceleste』によると、パローロは『Corriere della Sera』紙で鎌田について「理想のポジションは左インサイドハーフだと確信している」と話した。

「彼はサッリのスキームを習得しなければいけない。だが、監督も選手の頭の中に入っていかなければいけない。(鎌田は)スペースを突くのがうまいね。トランジションで相手を苦しめるのにどこに行くべきかを知っている。彼のベストゲームはユベントス戦とナポリ戦だった。つまり、クオリティを持っているということだ。ラツィオが前方へ飛躍するのに、彼は重要な存在となるだろう」

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 パローロは「カマダはより簡単に右でシュートを打てるように、左インサイドハーフに置くのが完璧だと思う。だが、そこにはルイス・アルベルトがいる」と、指揮官が最適解を見つけることを望んだ。

「ただ、最善の配置を探し続けるのはサッリの役割だ。監督にはその考えがあると思う。順位を上げていくためにはベストのカマダが必要だよ。スカッドで最も得点をあげられる中盤の選手は彼だ」

 11月25日のサレルニターナ戦ではルイス・アルベルトが出場停止とあり、鎌田の先発出場が予想されている。久しぶりのセリエAでのスタメンで結果を残し、ルイス・アルベルトとの共存に向けたターニングポイントとできるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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