以前から注目されるステップアップの機会になっていたかは分からない。ただいずれにしても、この冬に田中碧がイタリアを新天地とすることは実現しなかった。

 イタリア・セリエAの冬の移籍市場最終日となった2月1日、『calciomercato.com』はサッスオーロがフォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ2部)に所属する田中碧の獲得に動いていたと報じた。

 報道によると、サッスオーロは400万ユーロ(約6億2000万円)の買い取りオプションつきレンタルをオファー。だが、フォルトゥナ・デュッセルドルフが拒み、取引はまとまらなかったという。

 現在はブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督が2021年まで指揮を執り、以降はアレッシオ・ディオニージ監督が采配を振るうサッスオーロは、セリエAで残留ラインに1ポイント差の15位と苦戦している。
 
 一方、昨夏も様々な移籍報道が出回りながら、最終的にフォルトゥナ・デュッセルドルフ残留となった田中は、シーズン序盤で苦しんだ。しかし、10月のカイザースラウテルン戦で2得点をあげるなどし、今季は公式戦22試合に出場して5得点をあげている。

 直近でも、1月30日のDFBポカール準々決勝のザンクトパウリ戦で延長後半に勝ち越し弾をマーク。アディショナルタイムに追いつかれ、決勝点とはならなかったが、最終的にPK戦でベスト4に駒を進めたチームの勝利に貢献した。
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 カップ戦で準決勝に進出したフォルトゥナ・デュッセルドルフは、2部リーグで現在5位。1部に自動昇格できる2位とは4ポイント差だ。田中も昇格への貢献が期待されている。

 ただ、田中とフォルトゥナ・デュッセルドルフとの現行契約は2025年まで。今季が終われば残り1年となるだけに、夏の去就が騒がれるのは確実だろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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