やはりアジアが誇る千両役者はモノが違った。

 現地2月10日、プレミアリーグ第24節でトットナム・ホットスパーとブライトンが対戦。三笘薫が先発したゲームは、トッテナムが90+6分に劇的な逆転ゴールを挙げて2−1の快勝を収めた。
【動画】トッテナムが90+6分の劇的弾でブライトンに逆転勝ち! ソン・フンミンがお膳立てした決勝点をチェック!

 その決勝点をお膳立てしたのはほかでもない、主将の韓国代表FWソン・フンミンだ。1月上旬から丸1か月、アジアカップ参戦のためチームを離脱。開催地カタールでは19日間で2度の延長戦を含む全6試合すべてで先発フル出場を続けた。準決勝のヨルダン戦に敗れてすぐさま移動し、ロンドンに着いたのはブライトン戦の前々日。疲労困憊のはずだが、アンジェ・ポステコグルー監督に先発出場を直訴したという。

 オーストラリア人監督は「ソニーはものすごく疲れていたはずだが、チームのために闘いたいという強い意志を示しれくれた。それがソン・フンミンという男だ」とコメント。さすがにスタメンは外れたものの、ベンチから戦況を見守った。

 トッテナムが1−1に追いついた直後の62分、ついに出番が巡ってくる。左サイドに陣取ると、さっそく鋭く速いドリブルを連発して、攻撃陣をぐいぐいと牽引した。そして迎えた90+6分だ。トッテナムは一気のカウンターからリシャルリソンがパスを受け、左サイドを疾走するソン・フンミンへパス。スピードに乗った背番号7が左足で完璧なクロスボールをファーへ送り、これを待ち構えたブレナン・ジョンソンが豪快に蹴り込んだ。劇的な逆転劇に、ホームスタジアムは熱狂のるつぼと化した。
 
 出場志願してきっちり大仕事を成し遂げた英雄に対して、韓国メディアは深夜にも関わらず狂喜乱舞。『イーデイリー』は「彼には後悔している暇などないのだ。ドラマチックな復帰を飾ったソン・フンミンが完璧なクロスでスパーズに勝利を呼び込んだ」と称えれば、『MKスポーツ』は「30分間ずっと光り輝いていた。最後の最後で決めた、まさに“黄金のアシスト”だった」と絶賛している。

 トッテナムは主力に怪我人が続出したこともあって、一時は勝ち星を掴めずに苦しんだ。1月にはアジアカップとアフリカ選手権のため、ソン・フンミン、パペ・マタール・サール、イブ・ビスマがチームを離れるなど厳しい台所事情を強いられた。だが徐々に主軸が帰還し、ソン・フンミンの再合流でついにベストメンバーが復活。ブライトン戦の勝利で久々に4位に浮上し、ここからのさらなる巻き返しを図る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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