いよいよ開幕を迎えるJ1リーグ。20チームに増えた24シーズンは、どんな戦いが繰り広げられるか。本稿ではヴィッセル神戸の開幕スタメンを予想する。

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「今季もやり方は変わらない」という吉田孝行監督の言葉を信じるなら、開幕戦のフォーメーションはアンカーを置く4−3−3。スタイルはハイプレス&ショートカウンターを軸に、前線のターゲットマンである大迫勇也を活かしたロングフィード主体のオフェンス、セカンドボール回収からの2次攻撃がベースとなるだろう。

 昨季の主力メンバーがほぼ残っていることを考えれば、戦術浸透度もかなり高いと思われる。

 2月9日に行なわれたメディア公開練習の時点で、吉田監督はチームの仕上がり具合について次のように話している。

「8割、9割くらいはきている。あとはゲーム勘とゲーム体力の部分。それはやっていかないと上げられない」

 17日の「FUJIFILM SUPER CUP 2024」では川崎に0−1で敗れたとはいえ、J1リーグ開幕前に公式戦をひとつ経験できたことはプラス面しかないだろう。
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 昨季からの流れと「FUJIFILM SUPER CUP 2024」を参考にスタメンを予想する。

 GKは日本代表の前川黛也、DFは右から酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、初瀬亮。本多勇喜のコンディションにもよるが、守備の5枚はバランスを考えてあまり突飛なことはしないと思われる。

 MFはアンカーに扇原貴宏、右インサイドハーフに山口蛍が濃厚だろう。問題は左の人選だ。

 昨季なら井出遥也が入るはずだが「FUJIFILM SUPER CUP 2024」で負傷交代しており、開幕戦に復帰できるかどうかは怪しいところ。代役候補としては佐々木大樹や宮代大聖も考えられるが、前線からのプレスやセカンドボールの回収といった役割を優先するなら新加入の井手口陽介が適任か。いずれにせよ、左インサイドハーフの人選は開幕戦のひとつのポイントになるだろう。

 FWは右から佐々木、大迫、ジェアン・パトリッキの並びが予想される。本来なら武藤嘉紀が左右どちらかのウイングに入るのだが、9日の公開練習では別メニュー調整、17日の「FUJIFILM SUPER CUP 2024」ではベンチ外という状況を考えると、開幕戦も難しいと考えられる。

 ただ、昨季のようにパトリッキは後半の切り札として使いたい。そのなかで、どんな先発トリデンテ(三叉の槍)を用意するかも見どころになりそうだ。

取材・文●白井邦彦(フリーライター)

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