ブンデスリーガのフライブルクで3シーズン目を迎える日本代表MF堂安律が好調だ。ホームで迎えたブンデスリーガ第3節は三好康児が加入したボーフム相手に先制点を許しながら、逆転勝利に貢献。続く4節ハイデンハイム戦では右サイドからカットインし、見事な左足のシュートでゴールを叩き込み、チームを3−0勝利に導いた。その放物線の鋭さと華麗さは元オランダ代表FWアリエン・ロッベンのそれを彷彿とさせるほどだった。
【動画】左足のキャノン砲炸裂!圧巻!堂安の鮮烈ゴラッソ
 5節のザンクトパウリ戦では、0−3とチームが敗れたなか、切れ味鋭いプレーを随所に見せ、きわどいオフサイド判定で取り消されたといえ、鋭い動きからゴールネットを揺らしている。

 昨季までと比べて今季の堂安はシュートまで持ち込む頻度が明らかに多い。ボーフム戦で堂安が放ったシュートは7本で両チーム合わせて最多。右サイドでボールを受けて得意のカットインからシュート、CKのボールにフリーで飛び込んでのヘッド、左サイドからの折り返しに左足のダイレクトシュート、右サイドからの折り返しをゴール前で合わせたシュート、こぼれ球に反応してゴールを強襲、とバリエーションも様々だった。そしてチームの2点目は日本代表MFのシュートのこぼれ球から味方選手が押し込んでのゴールだった。
 この日はボーフムのGKパトリック・ドレベスがファインセーブを連発。堂安のシュートだけではなく、数多くのきわどいシュートをことごとくブロックしていた。今日のところはキーパーをほめるべきなのかと試合後のミックスゾーンで尋ねると、「いや、決められたと思います」ときっぱり。

「キーパーというよりも、決めなくちゃいけなかった。ただシュート数というのは今年一番意識しているところ。そこの質ももちろん大事ですけど、50%・50%のシーンでもスルーパスを狙ったりとか、50%・50%でもシュートを狙っていくとかは意識していこうかなと思っています。前半のクロスへの入り方はよかった。あそこはシンプルにゴールを決めないとダメですね」

 反省を口にしながらも表情は明るい。この試合でつかんだものがあったからかもしれない。次の試合で魅せたあのファインゴールには確かなつながりがあった。

【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショット
 
 ボーフム戦で、得点に絡むプレー以外で印象的だったシーンがある。同点にした直後の相手キックオフでみせたプレスだ。右SBルーカス・キュブラーと声を掛け合い、「いくぞ!」という感じで猛ダッシュでプレスを仕掛けて、そこからのパスを相手が運べずにマイボールとしてみせた。堂安もフライブルクもここでギアがグッと上がり、ボーフムゴール前に侵入するプレーの質と量が増し、それが逆転ゴールへとつながっていった。

「そうですね。得点を1つ取れているとはいえ、最初の1、2試合、コンディションがあまりいい感じが正直なく、前半も身体がちょっと重いなという感じもあったので。ちょっとずつテンポを取り戻せている感じがあって、手ごたえを感じつつある後半だったなかで、チームとしての勢いも利用しながら、身体も少し動いてきたかなと思います」(堂安)
 
 その言葉通り、63分には堂安のスルーパスからFWジュニオール・アダムが抜け出し、そこからヴィンツェンツォ・グリフォのビックチャンスにつながった。67分には2人を一気に交わして見事な突破を見せ、68分には鋭いプレスバックで相手からボールを奪い取った。

「点差だけ見るとちょっとてこずった感じがありますけど、自分もチャンスあったし、ビンチェ(グリフォ)もチャンスがあったし。そういうのを含めるともう少し楽に勝てた試合だったんじゃないかなと思います」

 フライブルクにきて3シーズン目。ユリアン・シュスター新監督の下でも中心選手としてチーム内の信頼は非常に大きい。さらなる成長に向けて、堂安は今季もこだわりを持って取り組んでいく。

取材・文●中野吉之伴

【記事】「よく言ってくれた!その通りだ」韓国代表はW杯最終予選で“脱落”も…日本の報道に韓国ファンは敏感反応「日本に後れを取っている間に何をしていたんだ? 情けない」
 
【記事】「5戦4発でも不在なのは、アジアへの軽蔑だ」ブンデスで得点ランク3位のFWが日本代表に選外。ライバル国も驚き!「森保監督は軽視しているのでは?」「絶好調なのに…」

【PHOTO】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショットを一挙お届け!