10月23日のチェルシー戦(プレミアリーグ9節)を0-4で落としたマンチェスター・U。その指揮官ジョゼ・モウリーニョへの風当たりは、古巣に大敗を喫したことでより一層強まっている。
 
 そんなポルトガル人指揮官は、英メディア『スカイ・スポーツ』のインタビューでプライベートでの不満を漏らしている。
 
 現在、マンチェスターで単身赴任生活をしているジョゼ・モウリーニョは、クラブ御用達の高級ホテル「ローリー」のスイートルームで暮らしている。一見、何不自由ない生活に見えるが、モウリーニョは「ロンドンでもこれほどプライバシーがない環境はなかった」とマンチェスターでの生活に愚痴をこぼした。
 
 さらにモウリーニョは「レストランに行きたくても行けないし、もう少し誰かと話したいけど、それもできない。マンチェスターでの生活は壊滅的だね。本当に最悪だ」と、ピッチでは強気な姿勢を崩さないポルトガル人も新天地での生活に参っているようだ。
 
「マンチェスターで新居を見つけないのか?」とインタビュアーに問われたモウリーニョは、「メディアが報じているような豪邸ではないが、駐車場とアパートの行き来がスムーズな部屋が見つかれば買うかもしれない。でも、私は料理ができないんだ」と一人暮らしにはサポートが必要なことを明かした。
 
 妻のタミ、長女のマチルデ、長男のジョゼ・ジュニアをロンドンに残したモウリーニョは、家族について問われると自身の心情を次のように明かした。
 
「来週、娘が20歳になる。息子も数か月もすれば17歳になる。彼らはとても安定しているし、ロンドンでの大学生活、フットボール(息子はフルアムのテスト生)、さらに友人もいるんだ」
 
「彼らは以前のように、私に付いてくるだけの生活を送れない年齢になった。だから、家族は初めて違う道を歩んでいる。家族同士が共感して、感情の進化として見るようにしている」
 
 家族へ、とくに愛する子どもたちへの複雑な心情を口にしたモウリーニョ。これまで、チェルシー、インテル、R・マドリー、そしてマンチェスター・Uと幾多のメガクラブを率い、過度なプレッシャーと対峙してきた名将が、こうした弱音を明かすのはかなり珍しい。つまりはそれほどまでに、現在の生活が苦しいということなのだろう。