6月いっぱいでテネリフェとの契約が満了となり、現在は無所属の柴崎岳。日本代表MFはリーガ・エスパーニョーラ1部のクラブを優先に入団交渉を続けているが、「昇格組レバンテが代理人に接触した」とのニュースを最後に、この1週間ほどは新たな情報は更新されていない。
 
 そこでアクションを起こしたのが“古巣”のテネリフェだ。地元紙『eldorsal』が「彼らはまだタオルを投げ込んでいない」と銘打ち、再アタックの詳細を伝えている。
 
「昇格プレーオフ決勝でテネリフェが勝利していれば、オプションを行使して契約延長となっていたはずだが、実現しなかった。しかしながらガクはまだ新天地を決め切れていない。そんな彼にテネリフェは1年の新契約を打診する用意があるという。彼はプリメーラ(1部)のクラブでのプレーを希望している。そのためテネリフェは、もし冬の移籍市場がオープンする1月にプリメーラのクラブから獲得のオファーがあれば、移籍を容認するという条項を付けるつもりだ」
 
 かなりの温情オファーだが、テネリフェが柴崎を重要戦力とみなしている証左だ。昇格を逃して以降、とりわけ攻撃陣の主軸が他クラブへ流出しており、ホセ・ルイス・マルティ監督のもと、思うように補強が進んでいない。たとえ半年であっても「ガク」の力が必要という、切実なメッセージが込められている。
 
 はたして今後、どんな展開が待っているのか。所属先がないままの柴崎サイドにとっても、新シーズンを戦う陣容を早く確定させたいテネリフェにとっても、残された時間はさほど多くない。