2シーズンぶりにチャンピオンズ・リーグ(CL)に帰ってくるリバプール。その檜舞台に長く上り続けるためにも、今夏での戦力アップが課題となっているが、イングランド屈指の名門は、あるDFに再びラブコールを送っているという。
 
 それは、サウサンプトンに所属するフィルジル・ファン・ダイクだ。リバプールが今夏に一度合意目前にまで迫った、いわば意中の恋人である。
 
 昨シーズン、在任2年目のドイツ人指揮官ユルゲン・クロップの下、“ゲーゲンプレッシング”の完成度を高め、CL出場圏内の4位に滑り込んだリバプール。しかし、ジョエル・マティプ以外、ほぼ固定ができなかったCB陣は、大きなウイークポイントとなっていた。
 
 そうしたなかで、高さと強さだけでなく、足下の技術にも長けているファン・ダイクは、まさに理想的な人材。リバプールはシーズン終了後から、さっそくアプローチを仕掛けた。
 
 しかし、これに対してサウサンプトンは6月7日、リバプールが許可もなく選手当人に移籍を迫ったとして交渉の不正を訴え、プレミアリーグに調査を依頼した。
 
 リバプールは即座に、「ファン・ダイクに関しては、誤解を招いてしまったことに対し、サウサンプトンのオーナー、ディレクター、ファンに謝りたい」と、公式に謝罪を発表。これにより、移籍は立ち消えになったものと見られていた。
 
 しかし、やはりリバプールは諦めきれなかったようだ。英紙『サン』によれば、「ファン・ダイクはいまだ、クロップのNo1ターゲットであり、サウサンプトンに対して公正な取引を申し出る」という。
 
 また、英紙『ミラー』は、ファン・ダイク自身もCL出場を熱望しており、具体的に交渉を進めてくれているリバプールへの移籍を魅力的だとして、サウサンプトンに対し退団を申し出たと報じている。
 
 2022年6月まで契約を結んでいる主力CBの放出を避けたいサウサンプトンは、違約金を6000万ポンド(約84億円)に設定しているという。リバプールがこの額以上の移籍金を提示できるかが交渉の鍵になりそうだ。
 
 相思相愛とも伝えられているリバプールとファン・ダイク。両者の想いは、今夏中に結実するのか? 今後の動向に注目だ。

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