ワールドカップを制した元世界王者のメンバーが、世界最大級のビジネス特化型SNSで、新天地を探している。元イタリア代表DFのクリスティアン・ザッカルドだ。
 
 2001年にボローニャでトップチームデビューを果たしたザッカルドは、2004年に加入したパレルモで活躍。マルチェッロ・リッピ監督(当時)が率いていたイタリア代表に選出され、2006年のドイツ・ワールドカップにも招集された。
 
 同大会でガーナとの開幕戦でフル出場したザッカルドは、続くグループステージ2節のアメリカ戦でオウンゴールを献上。以降はスタメンから外れ、準々決勝のウクライナ戦で途中出場しただけに留まったが、イタリアが世界制覇を成し遂げた大会で3試合に出場した堂々たる一員だ。
 
 2008年にパレルモを退団し、同僚のアンドレア・バルザーリ(現ユベントス)とヴォルフスブルクに移籍したザッカルドは、2008-09シーズンにブンデスリーガ優勝こそ経験したものの、出場機会に恵まれず。わずか1年で退団し、イタリアに戻ってパルマに移籍した。
 
 その後、2013年から1年半にわたってミランにも在籍したザッカルドは、その後カルピを経て、昨年夏にセリエB(2部)のヴィチェンツァに加入。だが、今月14日、同クラブとの契約を解消し、現在はフリーになっている。
 
 現在35歳のザッカルド。それだけにユニホームを脱ぐという決断を下してもおかしくはない。だが、ベテランDFはトップレベルでのプレーを諦めていないようだ。
 
 そして新チームを見つけるために、ザッカルドは意外な手段を取った。世界最大級のビジネス特化型SNSの『Linkedin』に登録し、世界に自身の存在をアピールしたのである。
 
 しっかりとこれまでのキャリアをすべて登録し、「おすすめのスキル&スキル推薦」に『サッカー』を選んだザッカルドは、すでに4700名を超えるフォロワーを“獲得”。「アクティビティ」の欄ではイタリア語と英語を用い、現在フリーであることを説明したうえで、「あと2年は十分なパフォーマンスを見せられる」と強調した。
 
「まだフィジカルの調子は良く、高いレベルであと2年はプレーできるはずだ。私を獲得してくれる人(チーム)は、良いビジネスができるだろう。真面目でプロフェッショナルな、そして強い選手だ」
 
 しっかりと自己PRを綴ったザッカルドは、さらに自らの戦績も細かく披露している。
 
セリエA 381試合出場−22得点
ブンデスリーガ 15試合出場−1得点
UEFAチャンピオンズリーグ 1試合出場
UEFAヨーロッパリーグ 15試合出場−2得点
イタリア代表 17試合出場−1得点
U-21イタリア代表 21試合出場−2得点
U-20イタリア代表 9試合出場
U-18イタリア代表 6試合出場
U-16イタリア代表 8試合出場−1得点
レーガ・プロ 28試合出場
セリエB 24試合出場−2アシスト
 
 このことを各国メディアが取り上げたことで、ザッカルドの“職探し”は世界中に広まった。守備の国イタリアの最前線で戦ってきたベテランDFだけに、関心を寄せるクラブやエージェントもいるはずだ。
 
 ちなみに、たとえ、これまでザッカルドや代理人とのコネクションがなかったとしても、すぐに連絡を取ることができる。『Linkedin』でメッセージを送ればいいだけだ。
 
 はたして、ザッカルドは新たな就職先を見つけることができるだろうか。

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