バルセロナとスペイン代表に世界王者の称号をもたらした世界屈指のCBであるジェラール・ピケが、7月10日に来日。都内で『サッカーダイジェスト』の直撃インタビューに応じてくれた。
 
 バルサのカンテラーノであるピケは、2004年夏にマンチェスター・Uに移籍。その後、2008年夏に古巣に復帰すると瞬く間に定位置を確保すると、これまでにリーガ・エスパニョーラ6回、コパ・デル・レイ5回、チャンピオンズ・リーグ3回、クラブワールドカップ3回を獲得。クラブ史に名を刻むCBとなった。
 
 スペイン代表でも2010年の南アフリカ・ワールドカップで母国の史上初となる世界制覇に貢献し、さらにEURO2012でも優勝。“無敵艦隊”の一員としてもピケは燦然と輝く功績を残してきた。
 
 そんなピケのプレースタイルで特筆すべきは、守備の面だけに留まらない。その正確かつ鋭いパスは、バルサ・イズムの創始者と言うべきヨハン・クライフが口にしていた「守り切って勝つより、攻め切って負ける方が良い」という言葉に集約されるクラブ伝統の攻撃サッカーの礎となっている。
 
「あまり特定の選手に苦手意識を持たないようにしている」と、インタビュー中には対人プレーにおける秘訣も口にしたピケ。攻守ともハイクオリティなCBは、いったい誰を手本としてきたのか?「手本としてきたセンターバックはいますか?」と投げかけると、こんな答えが返ってきた。
 
「ロナルド・クーマンとフェルナンド・イエロだね」
 
 前者はバルサで1989〜1995年に活躍したオランダ代表DFで、クライフがバルサを率いて「ドリームチーム」を作り上げた時の主要メンバー。後者はバルサの宿敵R・マドリーで長年活躍したCB兼ボランチで、代表とクラブの両方でキャプテンを務めるなどパーソナリティーに長けた名手だった。
 
 両者ともセットプレーのキッカーを務めるなど攻撃面でも重要な役割を担っており、それだけに攻撃的なプレーが目立つピケが憧れるのも頷ける。では、具体的にどの部分に共感していたのだろうか?
 
「2人ともディフェンスの面でパーフェクトに近いし、守備から攻撃に転じる際の判断力も優れていた。彼らのそういった部分を常に手本としてきたよ」
  
 その他、交友関係やバルサでの未来などジャンルを問わない質問に答えてくれたピケのフルインタビューの模様は、7月20日発売の『ワールドサッカーダイジェスト』でご覧いただきたい。

取材・文:羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

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