Jリーグと戦略的パートナーシップを結ぶラ・リーガ(スペインリーグの通称)のアンバサダーを務める元スペイン代表のフェルナンド・モリエンテス氏が7月20日、東京・本郷のJFAハウスを表敬訪問し、Jリーグの村井満チェアマン、原博実副理事長とともに会見に出席した。
 

「このたびは来日できてうれしく思っている。以前、選手時代に来日した時も(※レアル・マドリー時代にトヨタカップで二度来日)、良い印象がある。ラ・リーガのアンバサダーとして来日できたことを光栄に思います」
 こう挨拶したモリエンテス氏は、Jリーグの印象を問われると、次のように答えた。
「正直なところ、スペインではあまりJリーグを見ることはできないが、昨年の(クラブワールドカップでの)レアル・マドリーと鹿島の試合は生放送で見た。今後、スペインでもJリーグが注目されることを願っている」
 
 また最も注目している日本人選手を問われたモリエンテス氏は、「エイバルの乾。とてもいいプレーをしているし、ヘタフェに移籍した柴崎岳にも注目している。ただ、スペインで最も注目されているのは乾だね」と答え、今季最終戦でバルセロナを相手に2ゴールを叩き込んだ日本代表MFの名前を挙げた。
 
 さらに会見では、原副理事長がモリエンテス氏との歓談中に、2002年日韓ワールドカップで物議を醸した韓国戦での幻のゴールについても話したことを明かしたが、これについて同氏は「とてもよく覚えている。落胆の想いだった。個人的にも意味のある試合だったが、韓国に負けて日本でセミファイナルを戦えなかったのは非常に残念。苦い記憶としてよく覚えている。あの試合では審判も重要な役割をしていたと思うが、本当によく覚えている」と語り、15年を経過した今も、鮮明な記憶として脳裏に刻まれているようだ。
 
 また、モリエンテス氏は7月22日に行なわれるJリーグワールドチャレンジ2017の鹿島対セビージャの一戦を観戦する予定で、「プレシーズンのセビージャにとってはシーズン中のようなパフォーマンスを期待するのは難しいかもしれないが、いろいろと試すゲームになるだろう。ラ・リーガにとってはフェスティバルであり、重要な試合と位置付けている。今後もこのようなつながりが増えればいい」と話し、Jリーグとラ・リーガの交流関係の発展に期待を寄せた。