ブラジル代表FWのネイマールが、パリ・サンジェルマンに移籍するかもしれないという報道が浮上したとき、バルセロナのスポークスマンは「200%ないと」と否定した。だが、一部のメディアによると、クラブは徐々にネイマール退団の可能性も視野に入れ始めたという。
 
 ネイマールは昨年、バルサとの契約を2021年6月まで延長した。契約解除金は1年ごとに増え、今夏のそれは2億2200万ユーロ(約284億2000万円)に設定されている。だが、パリSGはこの巨額の違約金を支払ってでも、ブラジルの至宝を獲得する意向とも言われている。
 
 パリSGのウナイ・エメリ監督は『レキップ』紙で、「世界のトップクラスに分類される選手の獲得が必要」と発言。そしてネイマールを「世界で五本の指に入るトッププレーヤー」と評し、関心があることを示唆した。
 
 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、「ネイマールは売りに出していない」と、依然として放出を否定している。だが、『RAC1』の報道としてスペイン紙『マルカ』が伝えたところによると、取引は「かなり進んでいる」状況という。また『ESPN』は、カタルーニャのメディアが、「ネイマールのパリSG移籍は『95%』完了した」と報じたとも伝えている。
 
 代理人でもある父親とパリSGの接触や、すでに個人合意に達したとの噂も浮上する中、マルカ紙や『アス』紙は、「バルサがネイマール移籍を現実にありえることだと考えるようになってきている」と報道。信憑性が増しつつあることをうかがわせた。そもそも仮にパリSGがネイマールと合意し、前述の契約解除金を満額支払えば、バルサは放出を拒否できない。
 
 昨夏もパリSG移籍が取りざたされたネイマール自身は、今回の件について公のコメントを控えている。そういった状況もあってか、ESPNは「バルサがネイマール移籍をめぐる騒ぎに嫌気を感じつつある」と報道。“自分たちが望まないゲーム”にうんざりし、今後もバルセサでプレーしたいのかどうか、選手と父親に決断を委ねる意向だと伝えている。
 
 昨年はフランス代表MFのポール・ポグバが、1億500万ユーロ(約134億円)という史上最高額でユベントスからマンチェスター・Uに移籍して大きな話題となった。今年はネイマールがその倍額以上の移籍金でパリへと向かうのだろうか。進展が注目される。