現地時間7月20日、アメリカの人気ロックバンド「リンキン・パーク」のボーカル、チェスター・ベニントンがロサンゼルスの自宅で死亡した。死因は明らかにされていないが、英紙『サン』など複数のメディアは「首吊り自殺を図った」と報じている。
 
 全世界に熱狂的なファンを持つリンキン・パークは、2011年9月に東日本大震災の被災者のために宮城県石巻市を訪問し、チャリティーライブを行なうなど日本でも親しまれ、今年9月には来日ライブを開催予定でもあった。それだけにメインボーカルの死は衝撃を呼んでいる。
 
 ファンはもちろん著名人たちも哀悼のメッセージを寄せるなか、イングランドのチャンピオンシップ(2部)のイプスウィッチもツイッターで故人の冥福を祈っている。
 
「ニュースを聞いてとても悲しく思っている。君の家族と友人の幸せを祈るよ。チェスター・ベニントン、安らかに」
 
 なぜ、イングランド、しかも2部クラブが世界的歌手にメッセージの送ったのか――。それは他ならぬチェスターがイプスウィッチの大ファンであったからだ。同クラブは「ファンの中で最も名高い人だった」とも綴っている。
 
 マレーシア・メディア『スタジアム・マイ』によれば、きっかけは1990年に当時14歳だったチェスターが、父親と一緒にイングランドを訪問した際にイプスウィッチの試合を観戦し、感銘を受けたからだという。その想いはリンキン・パークを結成した1996年以降も続き、英国でライブツアーが組まれるたびにスケジュールの合間を縫って試合観戦に訪れ、さらにインターネットなどでイプスウィッチの情報を細かくチェックしていたと伝えられている。
 
 そんなチェスターにイプスウィッチのファンたちも、SNS上で「とても悲しい。イプスウィッチを支えた偉大な歌手だ」と“仲間”へメッセージを送っている。愛するクラブからのこうした哀悼の意は、チェスターにも届くことだろう。

【2017年欧州夏のメルカート】新天地を求めた主な選手まとめ