セリエAを6連覇した絶対王者ユベントスから低迷が続くミランに電撃移籍し、世界中を驚かせたイタリア代表DFのレオナルド・ボヌッチが、ついに新天地デビューを飾った。
 
 7月14日の移籍合意発表後にメディカルチェックなどを受けて、18日から中国ツアー中のチームに合流し、21日には現地で入団会見を行なった。22日のバイエルン戦(インターナショナル・チャンピオンズカップ)はベンチスタートだったが、62分から途中出場した。
 
 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が「セルヒオ・ラモスと並ぶ世界最強のCB」と激賞するボヌッチは、まず4バックのCBで同じく新加入のマテオ・ムサッキオとコンビを組む。さらに、グスタボ・ゴメスとガブリエル・パレッタが同時投入された78分以降は、ユーベやイタリア代表でも慣れ親しんだ3バックのリベロに入って最終ラインを統率した。
 
 守備ではロベルト・レバンドフスキやトーマス・ミュラーなど敵アタッカーを周囲と連携しながら封じ込め、攻撃では正確な縦パスでオフェンスの起点に。30分ほどのプレータイムながら、落ち着き払ったさすがのハイパフォーマンスを見せ、4-0の大勝に貢献した。
 
 もちろん、自身のコンディションを上げるのも、コンビネーションを深めるのはこれからだろう。とはいえ、攻守におけるクオリティーはもちろん、近年のミランに欠けていた経験値とリーダーシップ(キャプテン就任の噂も)をもたらす存在なのは間違いない。
 
 今年4月に中国資本になり、ここまで10人の新戦力を獲得する大改革を敢行した新生ミランにあって、最大のキーマンと言っていいだろう。