[J1リーグ22節]C大阪4-2浦和/7月22日/ヤンマー
 
 前半だけで4失点。まさかの展開でC大阪に敗れた試合後、ペトロヴィッチ監督は憔悴しきった表情で会見場に現われた。
 
「クロスから3失点、ミドルから1失点。相手の決定機はそこまで多くなかったが、前半で4失点しては難しくなる。失点が増えているが、その多くは学生チームがするようなイージーなミスから生まれている。これだけ同じことを繰り返すと厳しくなる。
 
 後半は相手を押し込み、チャンスを作っただけに3点目を奪えていたら、変わっていたはずだが、そのまま試合を終えてしまった。今のチーム状況を見ると、多くの中心選手の調子が上がらない状態になっている」
 
 他チームより消化試合がひとつ多い(C大阪戦はスルガ銀行チャンピオンシップ開催に伴い、繰り上げ開催となった)とはいえ、34失点はリーグワースト3位。すでに昨季1年間の28失点を大きく越えている。修正を図って臨んだはずのC大阪戦でも再び、大量失点を喫しただけに選手たちのショックも大きいようだ。
 
「ショッキングな立ち上がりでした。今日だけに限らず、1点を取ったところで3失点目をくらったのが痛かった。(首位のC大阪と勝点12差となり)非常に痛い敗戦になった。今日勝っていれば立ち位置も変わったはず。諦める数字ではないが、現実的に12という差は厳しい。
 
 でも可能性はゼロではないので、しっかり(勝点3を)積み重ねるしかない。もう負けは許されない。ただ、まずは自分たちのスタイルを思い出すことが大事。そこから逃げてしまったら奇跡を起こすのは現実的ではなくなってしまう」(森脇)
 
「追う展開になってしまうと厳しい。内容も良くなかった。すべてを反省すべき。相手も良かったので……。大事なのは失点しないこと」(興梠)
 
「やられてはいけない時間にやられてしまった。2点を取って勝点1も得られないのは後ろに責任がある。(3−1で勝った前回対戦時と)セレッソが変わったというよりも自分たちがやれていない。まずは露骨に増えている失点を減らなくてはいけない」(槙野)
 
 今後は札幌(7月29日)、大宮(8月5日)、甲府(8月9日)と下位チームとの対戦が続くが、この3連戦で立て直すことができるか。ここで勝点を稼げないようだと、逆転優勝への可能性は非常に小さくなるだろう。
 
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取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)