パリSGは史上空前の「ダブル獲得」に迫っているようだ。ここ数日で大きな話題となっている、バルセロナのネイマール、アーセナルのアレクシス・サンチェスだ。当初は一方を購入するとの見方もあったが、ここにきて両獲りに邁進しているという。

 ネイマールに関しては、現地時間7月22日に英国メディア『スカイ・スポーツ』がパリSG行きへ大きく傾いていると伝えている。
 
 昨年、バルサとの契約を2021年6月までに延長したネイマール。契約解除金は1年ごとに増え、今夏は2億2200万ユーロ(約284億2000万円)と天文学的だ。しかし、チャンピオンズ・リーグ(CL)制覇という夢を果たすためにパリSGが、その超巨額を支払うと報じられ、ここにきてブラジル代表FWの身辺が一気に騒がしくなっている。
 
 そうした状況下でスカイ・スポーツは、「ネイマールが今夏の移籍市場でバルサを離れる確率は90%だ」と報道。その理由として当人が、バルサ内でリオネル・メッシよりも下に扱われている現状に納得していないからだとした。
 
 同メディアはネイマールに近い関係者が、「25歳になるネイマールはバロンドールを目指している。彼は別のビッグクラブでなら自分が世界最高になれると確信しているんだ」と語ったとも伝えている。
 
 この移籍騒動に関してバルサのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、「売りに出していない」と否定を続けているが、フランス紙『パリジャン』は、「ネイマールはパリに『ウィ』(フランス語でイエス)と言った」と見出しを打ってもいる。
 
 これを受けてスカイ・スポーツは、「今週中にパリが解除金を満額支払うことを期待している」と、バルサが態度を軟化させているとした。仮にパリSGがネイマールと合意し、契約解除金を満額払ってくれば、バルサはもはやお手上げだ。
 
 さらにパリSGはもう一人のサンチェスに関しては、合意目前だという。『ESPN』が報じている。同メディアによれば、サンチェスは今週にロンドン市内でパリSGのアンテロ・エンリケSDと会合。さらに現地時間7月21日には、場所をパリ市内の5つ星ホテル『ロイヤル・モンソー』に移して、フェルナンド・フェリセビッチ代理人とともに、パリSGと「前向きな話し合い」を行なったという。
 
 チリのラジオ番組内で「僕はCLでプレーしたい。すでに決断を下している」と語っていたサンチェスの心は、今シーズンはCL出場権を持っていないアーセナルではなく、パリSGに向いているのかもしれない。
 
 アーセナルは以前からサンチェス放出を頑なに否定しているが、現行契約は残り1年。このまま契約延長オファーを断られた状態で残留させても、来夏には移籍金ゼロで逃げられる。

 元々は9000万ユーロ(約115億円)を要求していたが、最終的には5000万ユーロ(約64億円)でも成立する可能性があるという。チリ代表FWにはマンチェスター・Cも関心を寄せているが、プレミアリーグのライバルよりもパリSGに放出したほうがマシという見方もある。
 
 はたして、パリSGは南米サッカー界きってのストライカー2人を同時に手中に収めることができるのだろうか? 間違いなく史上空前のビッグディールだけに、その動向には引き続き注目だ。

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