世界的な人気を誇るアイルランド出身のロックバンド「U2」が現地時間7月20日、ヘルタ・ベルリンの本拠地であるオリンピアの芝張り替えの費用を一部負担すると発表した。ドイツ紙『ビルト』によれば、総額13万ユーロ(約1600万円)のうち、9万ユーロ(約1000万円)を支払うという。
 
 なぜ、そんな出費を強いられたのか。原因は8日前のコンサートにあった。
 
 結成30周年を記念する世界ツアーを5月からスタートさせたU2は、7月12日にオリンピアでコンサートを開催。スタジアムには7万人を超えるファンが詰めかけ、大盛況のうちに幕を閉じた。
 
 まずかったのが、その後だった。大型ステージが設置され、大観衆が足を踏み入れたピッチは修繕不可能な状態に陥り、芝の全面張替えが決まったのだ。
 
 オリンピアがこうした被害を受けるのは、初めてではない。2012年にもイギリスのロックバンド「コールドプレイ」がコンサートを行なった際にも、ピッチの状態悪化が問題になっていた。
 
 そうした反省を踏まえ、今回は契約の段階で「ピッチが荒れた場合は張り替えの費用を一部負担する」という条件をU2側に呑ませていたようだ。
 
 U2は9月から北米・南米へのツアーに臨む予定で、その会場にはサンパウロの本拠地モルンビーなど、プロクラブも使用するスタジアムも含まれている。それぞれの会場責任者は、いまごろ戦々恐々としているかもしれない?

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部