アメリカでプレシーズンツアーを行なっていたトッテナムの下へ、あるプロレスラーが表敬訪問をし、ちょっとした話題となった。
 
 今夏はアメリカで行なわれているインターナショナル・チャンピオンズカップに参戦していたトッテナム。現地時間7月26日にはニュージャージーにあるレッドブル・アレーナでローマと対戦していた。
 
 セリエAの強豪クラブとの一戦は2-3と惜しくも落としたものの、両者の激しい打ち合いは現地アメリカのサッカーファンを大いに沸かせた。そんな試合の翌日にトッテナムを激励したのは、アメリカのプロレス団体『WWE』に所属するレスラーであるフィン・ベイラーだ。
 
 実はこのベイラー、日本とも繋がりの深いレスラーとして有名。2006年から2014年にかけて日本のメジャープロレス団体『新日本プロレス』に所属していたからだ。
 
 その新日本時代にはプリンス・デビッドというリングネームで戦っていたベイラー。「天空の貴公子」という愛称のベビーフェイス役から「狂乱の貴公子」というヒール役まで幅広いギミックをこなし、アクロバットな技の数々で日本のプロレスファンを魅了した。
 
 2014年7月にWWEに正式加入したベイラーは、下部団体である『NXT』に2年間所属した後、2016年に『RAW』に昇格。同年8月にはWWEユニバーサル初代王者に輝いていた。
 
 世界屈指のレスリング団体でトップスターたちの仲間入りを果たしたベイラーはアイルランド出身。そのため幼少期にはサッカーに熱中し、兄弟の影響からトッテナム・サポーターとなったという。
 
 昨年12月にトッテナムの本拠地ホワイト・ハート・レーンにも足を運んでいたベイラーは、WWEが試合会場の近くで公演を開催していたためチーム訪問が実現。その中では、愛するクラブのレジェンドDFであるレドリー・キングとの交流が実現したようだ。
 
 2012年夏の現役引退後はクラブのアンバサダーを務めているキングに挨拶したベイラーは、「僕はこれまで多くのレスリング界のヒーローたちに会ってきたけど、キングに会うのはそれ以上に緊張したよ。思わず『こんちには、初めまして』なんて硬くなっちゃったもんな。でも、それくらい大ファンだし、最高にクールだったよ」と興奮気味に語った。
 
 また、「新シーズンのスパーズには本当に期待している。ウェンブリーでどんな風に戦うかね」とチームにエールを送ったベイラーは、「もしかしたら、ウェンブリーで何かできるかもしれないよ」とWWEとトッテナムのコラボレーションの実現を匂わせた。
 
 トッテナムは8月13日にプレミアリーグ開幕戦でニューカッスルとアウェーで激突する。はたして、熱烈ファンのベイラーのエールはチームに届くのだろうか?

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