活況を呈しているヨーロッパの移籍市場。8月31日のクローズまで残り1か月となった現段階における各クラブの投資額を、ランキングでおさらいする(※金額は『transfermarkt』より。昨シーズンから保有する選手の買い取り、分割払いの支払いを含む)。
 
1位:マンチェスター・C
投資額:2億4050万€(約307億8400万円)
主な獲得選手:DFバンジャマン・メンディ(←モナコ/5750万€)、DFカイル・ウォーカー(←トッテナム/5100万€)、MFベルナルド・シウバ(←モナコ/5000万€)、GKエデルソン(←ベンフィカ/4000万€)、DFダニーロ(←R・マドリー/3000万€)
 
2位:ミラン
投資額:1億8950万€(約242億5600万円)
主な獲得選手:DFレオナルド・ボヌッチ(←ユベントス/4200万€)、FWアンドレ・シウバ(←ポルト/3800万€)、DFアンドレア・コンティ(←アタランタ/2500万€)、MFハカン・チャルハノール(←レバークーゼン/2200万€)、DFリカルド・ロドリゲス(←ヴォルフスブルク/1800万€)、MFルーカス・ビグリア(←ラツィオ/1700万€)、MFフランク・ケシエ(←アタランタ/800万€=レンタルフィー)
 
3位:マンチェスター・U
投資額:1億6440万€(約210億4300万円)
主な獲得選手:FWロメル・ルカク(←エバートン/8700万€)、MFネマニャ・マティッチ(←チェルシー/4470万€)、DFヴィクトル・リンデロフ(←ベンフィカ/3500万€)
 
4位:チェルシー
投資額:1億4000万€(約179億2000万円)
主な獲得選手:FWアルバロ・モラタ(←R・マドリー/6500万€)、MFティエムエ・バカヨコ(←モナコ/4000万€)、DFアントニオ・リュディガー(←ローマ/3500万€)
 
5位:ユベントス
投資額:1億2220万€(約156億4100万円)
主な獲得選手:MFフェデリコ・ベルナルデスキ(←フィオレンティーナ/4000万€)、GKヴォイチェフ・シュチェスニー(←アーセナル←ローマ/1220万€)、DFマッティア・デ・シリオ(←ミラン/1200万€)、MFロドリゴ・ベンタンクール(←ボカ/1050万€)、FWドグラス・コスタ(←バイエルン/600万€=レンタルフィー)
 
 1位はジョゼップ・グアルディオラ政権2年目を迎えて、失敗が許されないマンチェスター・C。守備陣だけで200億円を超える異例の大型投資だ。
 
 2位は今年4月に中国資本となったミラン。ビッグサプライズ獲得となったボヌッチをはじめ、ここまで10人の新戦力を迎え入れている。3位のマンチェスター・Uはルカク、4位のチェルシーはモラタとそれぞれ新エースに巨額投資し、5位のユベントスも昨夏と比べれば地味ながら的確な補強を展開している。
 
6位:バイエルン
投資額:1億50万€(約128億6400万円)
主な獲得選手:MFコランタン・トリソ(←リヨン/4150万€)、DFニコラス・ジューレ(←ホッフェンハイム/2000万€)、MFハメス・ロドリゲス(←R・マドリー/1000万€=レンタルフィー)
 
7位:エバートン
投資額:9800万€(約125億4400万円)
主な獲得選手:GKジョーダン・ピックフォード(←サンダーランド/2850万€)、DFマイケル・キーン(←バーンリー/2850万€)、MFダフィ・クラーセン(←アヤックス/2700万€)、FWサンドロ・ラミレス(←マラガ/600万€)、FWウェイン・ルーニー(←マンチェスター・U/移籍金ゼロ)
 
8位:ローマ
投資額:8795万€(約112億5800万円)
主な獲得選手:DFリック・カルスドルプ(←フェイエノールト/1400万€)、MFジェンギズ・ウンデル(←バシャクシェヒル/1340万€)、MFロレンツォ・ペッレグリーニ(←サッスオーロ/1000万€)、DFエクトル・モレーノ(←PSV/570万€)、DFアレクサンダル・コラロフ(←マンチェスター・C/500万€)、MFマキシム・ゴナロン(←リヨン/500万€)、FWグレゴワール・ドゥフレル(←サッスオーロ/500万€=レンタルフィー)
 
9位:リール
投資額:6550万€(約83億8400万円)
主な獲得選手:MFチアゴ・マイア(←サントス/1400万€)、FWルイス・アラウージョ(←サンパウロ/1050万€)、FWニコラス・ペペ(←アンジェ/1000万€)、MFチアゴ・メンデス(←サンパウロ/900万€)、DFケビン・マルキュイ(←サンテティエンヌ/900万€)
 
10位:ゼニト
投資額:6000万€(約76億8000万円)
主な獲得選手:MFレアンドロ・パレデス(←ローマ/2300万€)、DFエマヌエル・マンマナ(←リヨン/1600万€)、FWセバスティアン・ドリウッシ(←リーベル/1500万€)
 
11位:アーセナル
投資額:5300万€(約67億8400万円)
主な獲得選手:FWアレクサンドル・ラカゼット(←リヨン/5300万€)、DFセアド・コラシナツ(←シャルケ/移籍金ゼロ)
 
12位:リバプール
投資額:5100万€(約65億2800万円)
主な獲得選手:MFモハメド・サラー(←ローマ/4200万€)、DFアンドリュー・ロバートソン(←ハル/900万€)、FWドミニク・ソランキ(←チェルシー/移籍金ゼロ)
 
12位:モナコ
投資額:5100万€(約65億2800万円)
主な獲得選手:MFユーリ・ティーレマンス(←アンデルレヒト/2500万€)、DFテレンス・コンゴロ(←フェイエノールト/1500万€)、MFスアリオ・メイテ(←ズルテ・ヴァレヘム/800万€)
 
14位:ヴォルフスブルク
投資額:5000万€(約64億円)
主な獲得選手:DFジョン・アンソニー・ブルックス(←ヘルタ・ベルリン/1700万€)、MFイグナシオ・カマーチョ(←マラガ/1000万€)、FWランドリー・ディアマタ(←オーステンデ/1000万€)
 
15位:ミドルスブラ
投資額:4975万€(約63億6800万円)
主な獲得選手:FWブリット・アッソンバロンガ(←ノッティンガム・F/1710万€)、FWマルティン・ブライトワイテ(←トゥールーズ/1130万€)、FWアシュリー・フレッチャー(←ウェストハム/730万€)
 
 6位のバイエルンはトリソをブンデス史上最高額で引き抜く一方、ハメスは首尾よくレンタルで獲得。プレミアでトップ4入りを狙う7位エバートン、今年1月にルクセンブルク人が新オーナーとなった9位リール、ロベルト・マンチーニ新監督を招聘した10位ゼニト、2部リーグのクラブでは唯一のトップ20入りとなった15位ミドルスブラなどの投資も目立っている。
16位:セビージャ
投資額:4900万€(約62億7200万円)
主な獲得選手:FWルイス・ムリエル(←サンプドリア/2000万€)、FWノリート(←マンチェスター・C/900万€)、MFエベル・バネガ(←インテル/900万€)、DFセバスティアン・コルシア(←リール/500万€)
 
17位:シャルケ
投資額:4750万€(約60億8000万円)
主な獲得選手:MFアミン・アリット(←ナント/800万€)、DFバスティアン・オツィプカ(←デポルティボ←レガネス/350万€)
 
17位:バルセロナ
投資額:4750万€(約60億8000万円)
主な獲得選手:DFネウソン・セメド(←ベンフィカ/3050万€)、FWジェラール・デウロフェウ(←エバートン←ミラン/1200万€)
 
19位:レアル・マドリー
投資額:4700万€(約60億1600万円)
主な獲得選手:DFテオ・エルナンデズ(←アトレティコ・マドリー←アラベス/3000万€)、MFダニ・セバジョス(←ベティス/1700万€)
 
20位:ナポリ
投資額:4675万€(約59億8400万円)
主な獲得選手:MFアダム・ウナス(←ボルドー/1000万€)、DFマリオ・ルイ(←ローマ/375万€=レンタルフィー)
 
 
 リーガ2強はバルサが18位、マドリーが19位と、DFユーリ・ベルチチェ(←R・ソシエダ)に1600万€を投じただけで50位タイのパリSGとともに、他と比べれば大人しい。
 
 ただ、周知の通りネイマールのパリ行きが秒読み段階に入っており、噂通り違約金の2億2200万€(約284億円)を満額支払うとなれば、パリSGの支出を大きくかさむ。引き抜かれた側のバルサも、相応の代役を獲得するために大型投資に踏み切るだろう。
 
 ネイマールとともに、スペイン2強が熱視線を送るキリアン・エムバペ(モナコ)、バルサとパリSGが狙うフィリッペ・コウチーニョ(リバプール)が動くか否かで、それぞれのクラブの投資額は大きく変わりそうだ。
 
 いずれにしても、残り1か月となったメルカートからまだまだ目が離せない。